クリイキとは?クリトリスでオーガズムを感じる方法や中イキとの違いについて解説!
クリイキとは、クリトリスでオーガズムを得る行為のことです。男性のペニスに相当すると言われるクリトリスは、非常に敏感で誰でもイキやすい特徴があるため、女性がオナニーで刺激する部位としてもよく使われています。
しかし、デリケートゾーンである分傷付きやすく、その扱いには注意も必要です。今回はそんなクリイキについてオナニー・セックスなどのシチュエーション毎のメリットを紹介しつつ、膣内での中イキとの違いについて触れていきます。
安全で正しいクリイキをマスターするためにも、ぜひチェックしてみてください。
クリイキ(外イキ)とは?
クリイキは、女性のオーガズムの中でも基本となるイキ方です。クリトリスを刺激することで快感を得る方法ですが、その感覚は女性によってやや異なります。
ここではまず、アンケート調査を元にクリイキの感覚や女性の感想を紹介し、ポルチオやGスポットで快感を得る中イキとの違いを解説していきます。
また、クリトリスで快感を得られるメカニズムにも触れていきますので、「なぜクリトリスで気持ちよくなれるのか」の理由についても詳しく知っていきましょう。
クリイキとは?どんな感覚?女性の感想を紹介!
クリイキとは、クリトリスへの刺激を通じてオーガズムに達する現象です。女性特有の性器であるクリトリスには、男性器と同じように刺激や摩擦を受けると血液が集中し、膨らんだり大きくなったりする特徴があります。
そしてそのまま刺激し続けると、体全体が大きな快感に包まれて、オーガズムを迎えます。これが一般的に「クリイキ」と呼ばれる現象です。クリトリスは女性の体でもかなり敏感な部位であるため、意図せずに刺激されることで、クリイキという言葉は知らなくても経験したことがある女性も少なくありません。
ラブコスメが女性を対象に行った「クリトリスへの刺激のみでイッた(オーガズムを感じた)経験はありますか?」というアンケートでは、約78%もの女性が「ある」と回答しています。
オーガズムに達した際の感覚は人それぞれですが、代表的な感覚は以下の通りです。
- 無意識にクリトリスがひくひくと痙攣する
- 体全体に電気が走るみたいな感覚
- 力がクリトリスに一点集中したあと体全体が脱力する
- 全身がゾクゾクとしていき、絶頂後は頭がスッキリする
このように、感覚は違ってもクリトリスへの快感が全身に広がるという人が多く、絶頂後には爽快感や達成感を抱く人が多いようです。
クリイキ(外イキ)と中イキの違い
クリイキと比較されるオーガズムに、膣内の性感帯でオーガズムを得る「中イキ」があります。クリイキは、女性の多くが経験する代表的なオーガズムですが、中イキはパートナーとの体の相性や継続的な刺激が必要とされるため、経験したことのある女性はあまり多くありません。
また、クリイキは比較的続けてイクことができますが、中イキでは連続でのオーガズムは難しいと言われています。しかし快感の度合いはクリイキよりも中イキの方が大きいため、「浅く何度もイケる」クリイキに対し、中イキは「深い1回を目指してイク」ことが特徴です。
クリイキはどうしたらできる?クリイキのメカニズム
そもそも「陰核」とも呼ばれるクリトリスは、男性器と同じ海綿体組織になります。物理的な刺激や精神的な興奮によって充血し勃起することで、性的快感を得られる器官です。
クリイキは、この勃起状態のまま刺激を続けていくことで起こる現象であり、その後の挿入をスムーズにしたり興奮を高めたりする効果があると言われています。
オナニーでクリイキをする方法
オナニーでクリイキをする方法には、指での愛撫とラブグッズでの刺激が挙げられます。
方法(1)指でのオナニーでクリイキする
指ではソフトタッチをはじめ、トントンと叩いたり優しく擦ったりと自由な動きができる点が特徴です。速さや強さも自分の好みに調整できますので、クリトリスオナニーを初めてする方は、まず指でのクリイキを目指していきましょう。
方法(2)ラブグッズでクリイキする
反対にラブグッズによる刺激は、指では実現できない強さや動きが楽しめることがメリットとなります。クリトリスは、開発されていくにつれてより強い刺激や快感が欲しくなる傾向にあります。指でのオナニーに飽きてきたらラブグッズで気分転換を図ってみるのもおすすめです。
クリトリスオナニーの方法やテクニックについては、次の記事で詳しく解説しています。処女でも試しやすい方法から応用編、注意事項など、クリオナについて幅広く紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
クリトリスに使うラブグッズが知りたい方はこちら
クリトリスでオーガズムを感じるためのコツ
クリトリスでオーガズムを得るためには、触れ方を変えてみたりほかの場所と合わせて攻めてみたりと、さまざまなテクニックが挙げられます。もしオナニーでクリイキができない場合は、何か1つコツを試してみるのも良いかもしれません。
ここではクリイキしやすくなるためのコツを6つ紹介していきます。自分だけの快感を得るためにも、ぜひ好みのテクニックを実践してみてください。
コツ(1)クリトリスの触り方を工夫する
刺激にとても敏感なクリトリスで快感を得るには、心地よさを感じられる触り方をすることが重要です。触れ方の種類には、以下のような例が挙げられます。
- 指でトントンと軽く叩く
- 触れるか触れないかの距離で優しくこする
- キュッとつねってみる
- 指の腹で押しあてるようにしてこする
触れ方に正解はなく、心地よく感じる刺激はその日の気分や体調によっても変化します。もしいつも同じような触れ方をしているのなら、もしかするとクリトリスが同じ刺激に慣れてしまっているかもしれません。
上記のように触れ方を変えながら、新しい刺激にチャレンジしてみるのもおすすめです。
コツ(2)ラブグッズを使う
ラブグッズなら、指では実現できないような刺激や動きが楽しめます。また、ラブグッズを使うことで、誰かに刺激されているかのようなイメージプレイも味わえます。
クリトリスへの刺激だけに集中したいという方はラブグッズでのクリオナにトライしてみてはいかがでしょうか。
コツ(3)ローションを使う
クリイキできない理由はさまざまですが、その1つに潤い不足があります。クリトリスだけでなく、オーガズムを得るためには、刺激する場所が十分に濡れていることが大切です。
潤いには、摩擦刺激による痛みを和らげて、快感を覚えやすくする効果があります。「痛くて途中でやめてしまう」「クリトリスへの刺激に弱い」という方は、一度ローションを試してみるのも良いかもしれません。
おすすめは、アロエやハチミツなどの保湿成分を配合した、『LCハーバルローション』です。使用後はシャワーで簡単に洗い流すことができますので、クリイキを目指すためにも積極的に使ってみてください。
『LCハーバルローション・ホット』は、温感が特徴のホットタイプのラブローションです。
体は温かさを感じるとリラックスしやすく、緊張が解けやすい傾向にあります。「クリトリスに触れるのが怖い」「クリイキするまで強く刺激できない」という方は、こちらの温感ローションでクリトリスを潤わせてみてください。
コツ(3)様々な体勢を試してみる
セックスでイキやすい姿勢があるように、オナニーでもイキやすい姿勢とイキにくい姿勢があります。これは人によって異なりますので、自分のイキやすい体勢を知るためにも、まずいろいろな体勢でのオナニーにチャレンジしてみることが大切です。
コツ(4)クリと膣を同時に攻めてみる
クリトリスと膣内は一見別物のように見えますが、実は1つの器官からなる同じ組織内の部位。たとえばGスポットはクリトリスの裏側の位置にあり、それぞれは表裏一体の関係にあります。
そのため、膣内の刺激とクリトリスへの刺激は密接に繋がっており、クリイキしにくい場合には、同時に攻めてみるのもおすすめです。どちらかで快感が得られるようになれば、自然ともう一方での快感にも繋がります。
クリトリスと乳首を同時に責めてみる
また、乳首で感じやすい方はクリオナをする際に乳首を同時に攻めてみるのもテクニックの1つ。上も下も同時に刺激することで、肉体的な快感はもちろん、視覚的な興奮も得ることができます。
クリイキをセックスでするやり方
セックスでのクリイキは、パートナーがいる分、やり方がオナニーよりも多岐にわたります。自分ではできない攻め方をお願いしてみたり、挿入時に一緒に攻めてみたりと、深い快感を目指しながら2人だけのセックスタイムをより充実させていきましょう。
やり方(1)クリトリスの位置を知ってもらう
クリトリスの位置は目で確認することができますが、男性の中には感覚で探っているという人も少なくありません。痛みや違和感を防ぐためにも、パートナーに一度クリトリスの正しい位置を知ってもらうことも大切です。
最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、慣れていくと、クリトリスを見られる時間自体が1つの興奮要素になっていきます。性的興奮が高まればクリトリス自体も濡れやすくなるので、ぜひパートナーには自分の気持ちいい場所をしっかりと把握してもらいましょう。
やり方(2)膣とクリトリスを同時に攻めてもらう
オナニーでも触れたテクニックになりますが、同じ器官にあたる膣内とクリトリスは、文字通り表裏一体の関係です。そのため、膣内を指で攻め、同時に舌やもう片方の手でクリトリス攻めてもらうのも1つの方法です。
2か所の快感が互いに高め合う相乗効果も見込めますので、パートナーに余裕がありそうなときには、もう1か所も攻めてもらうようお願いしてみてはいかがでしょうか。
やり方(3)クンニでクリトリスを攻めてもらう
オーラルによる刺激は、オナニーでは絶対に得られない快感です。パートナーの舌や唇でクリトリスを攻められる快感は、他にはない刺激を生んでくれます。
また、クンニ特有の唇による柔らかさや舌の湿り具合は、指やラブグッズでは痛すぎるという女性にもおすすめです。
しかし、クンニは自分のニオイや汚れが気になるという女性も。クンニをお願いする際には、事前に洗ってケアしておき、余計な緊張や不安が残らないようにして臨みましょう。
やり方(4)彼にラブグッズを使ってもらう
自分でラブグッズを使うときと、誰かにラブグッズを使われる刺激は、同じようでいて全く異なる感覚や快楽を生み出します。
自分で操作していない分「どう動くか分からない」という緊張や、人に好き勝手にされているというシチュエーションは、性的興奮にも繋がります。まだパートナーとラブグッズを使ったことのない方は、ぜひ一度セックスタイムに取り入れてみるのもおすすめです。
『LCピンクローター』はソフトな刺激が楽しめる初心者向けのローターです。手のひらサイズのコンパクトさで丸みのあるデザインが可愛らしく、ラブグッズが初めての方でも緊張することなく使うことができそうです。
振動タイプは1種類で、好みの強弱に調整することができます。ひとりエッチの時にも、自分の気持ちいい場所を安心して探せる点がポイントです。
初めて使う際には、いきなりクリトリスに当てるのではなく、乳首やクリトリス周辺など、自分が触れてほしい所をゆっくりと刺激していきましょう。
やり方(5)挿入しながらクリを攻めてもらう
膣内で感じやすい方なら、挿入時にクリトリスを攻めてもらう方法はいかがでしょうか。挿入時は膣内の圧が強く、中からの刺激が外にも伝わりやすい状態になります。そんなときクリトリスを攻めてみると、思いがけない快感を呼び覚ますかもしれません。
クリイキのメリットと注意点
クリイキは快楽を得やすく、女性の体の感度をアップしてくれる効果も持つ行為ですが、合わせてデリケートゾーンだからこその注意点も多く存在します。クリイキにおけるメリットと注意点の両方をチェックして、安心安全なセックスタイムを楽しみましょう。
クリイキのメリットとは?
クリイキには、「誰でもイキやすい」「時間がかからない」「リラックス効果がある」といったメリットが挙げられます。
メリット(1)オーガズムを感じやすい
Gスポットやポルチオなどの膣内の性感帯に比べて、クリトリスは比較的誰でも感じやすい場所です。オナニー初心者でもトライしやすく、目で確認しながら触れるため、性感帯として開発するのにも時間がかかりません。
メリット(2)短時間でイきやすい
刺激に慣らしながら快感まで徐々に移行させていく膣内の性感帯に対して、クリトリスは最初から快感を受け取りやすい傾向にあります。慣れてくれば数分でオーガズムを得ることも可能です。
メリット(3)スッキリできて安眠できる
オナニーは1回で50~70カロリーを消費するといわれており、軽い運動行為にあたります。さらに、絶頂を迎えた後には副交感神経が優位となり、心拍数や体温を下げる効果もあるため、安眠に入りやすい状態になれることも特徴です。加えてストレス発散の効果もあるため、寝る前の睡眠導入剤感覚で行っている女性も多くいるようです。
クリイキでの注意点
メリットだらけに見えるクリイキですが、当然注意点も存在します。感じやすくイキやすい部位と言っても、その感じ方は人それぞれ。一般的なケースに当てはめず、自分のペースで楽しんでいくことが大切です。
注意点(1)イけなくとも焦らない
感じやすいクリトリスですが、中には敏感過ぎて痛みを感じてしまったり、感覚が鈍くなかなか快感を得られなかったりするケースも。無理に刺激してしまうと、ケガや炎症に繋がる恐れもありますので、イケなくても焦らず、ゆっくりと慣らすことが大切です。
注意点(2)リラックスできる環境で行う
緊張や不安が大きいと、体の筋肉が固まり冷たくなってしまうこともあります。クリオナをする前には、自分の心と体がそろってリラックスしていることが必要不可欠です。
好きなアロマを焚いてみたり入浴で体を温めてみたりと、自分なりに気持ちが落ち着く環境を用意するとクリイキもしやすくなります。
注意点(3)あまり強く刺激しない
性感帯といっても、デリケートな性器であることに変わりはありません。刺激する際には大きな力は使わず「やさしくゆっくりと丁寧に」触れていくことが絶対条件になります。クリトリスへの刺激は必ずソフトタッチを心がけていきましょう。
注意点(4)痛みを感じたらストップする
クリトリスに痛みを感じたら、裂けたり腫れたりする前触れかもしれません。痛みは異常事態のサインになりますので、見過ごさずすぐにクリトリスのケアに移りましょう。
クリイキ(外イキ)のまとめ
クリイキは、女性が感じる第一歩とも言える基本的なオーガズムですが、その過程や方法には個人差があります。時間がかかってしまったり、中々気持ちよくなれなかったりしても、それはその人の体の特徴に過ぎません。
あくまで焦らず、ゆっくりと自分の体に向き合って、心も体も満たされるその瞬間を目指していきましょう。