バストの愛撫で、もっと気持ちよくなりたい!感じる触り方を解説
バストで気持ちよくなれないのはなぜ?
上半身の代表的な性感帯であるバスト。しかし、自分で触ったりパートナーに触ってもらったりしても、いまひとつ気持ちいいと感じられない女性は意外にも多いです。
バストへの愛撫が気持ちよくないと感じる要因として、3つの理由が考えられます。
理由(1)乳房はそもそも感じにくい部位
実は、乳房自体に大きな性感を得られるような神経はありません。乳房の構造は、母乳を出す器官である乳腺が1割ほど、残りの約9割は脂肪などの皮下組織。ただ触ったり揉んだりするだけでは、直接的な快感を得にくいパーツなのです。
なおかつ、乳房を強く揉んだり揺らしたりすると、乳腺が刺激され痛みを感じます。快感には鈍感ですが、強い刺激には繊細です。
乳房で快感を得るためには、正しい愛撫による定期的な開発のほか、興奮度や安心感など精神的な要素も必要です。
理由(2)乳首の感度は人それぞれ異なる
「上半身のクリトリス」と呼ばれるほど、敏感なパーツであると認識されている乳首。2013年にアメリカのラトガース大学で行われた研究では、「乳首を刺激することで性器への刺激と同じ脳の部位が活性化する」という結果が出ています。
乳首には神経が集中しており、本来乳房よりも感じやすい部位です。しかし、乳首の感度は人によって、またはその日のコンディションによって、大きく異なります。
乳首への愛撫の経験が少ない方は、「あまり気持ちよくない」「くすぐったい」と感じる場合もあります。逆に、強い刺激が好きな方にとっては、弱過ぎる刺激では物足りなさを感じるでしょう。
また、普段は気持ちいいと感じている方でも、生理前などでバストが張っていると、同じ刺激でも「痛い」と感じることがあります。バストほどではないものの、乳首で快感を得るためには、ある程度の経験が必要です。その日のコンディションに合わせ、刺激の強さや触り方を工夫する必要もあります。
理由(3)触り方が自分に合っていない
他の性感帯と同様に、刺激の強さや触り方が自分に合っていなければ、気持ちいいと感じることは難しいです。女性の乳首も乳房も、非常にデリケートな部位です。バストを激しく揉みしだいたり、乳首を強く吸ったりされれると、痛みによって快感から気持ちが遠ざかってしまいます。
「気持ちいい」と感じられる強さや触り方は、女性によって、さらに言えばその日の体調によっても変わります。触り方を少し工夫するだけでも、快感に一歩近付けるかもしれません。
バストの性感帯の場所と触り方
バストで気持ちよさを感じるために、性感帯の場所と触り方を解説します。どこが感じるのか自分で確認しておけば、パートナーを感じるポイントへ誘導できるようにもなりますよ!
バスト全体(乳房)の愛撫方法
乳房はほとんどが脂肪でできており、比較的鈍感な部位です。しかし、「胸を触られている」という感覚から、精神的な興奮に繋がります。一番の性感帯である乳首にあえて触れないことで、焦らし効果も生まれます。
- バスト全体を手のひらで包み込む
- バスト全体を指先でそっと撫でる
- 乳輪周りを指先や舌先で撫でる
などの刺激がおすすめです。触れるか触れないかくらいの強さでバストをなぞると、ゾクッとするような感覚を味わうことができますよ。
アンダーバスト(下乳)の愛撫方法
ブラジャーのワイヤーが当たる、バストの下の付け根部分を「アンダーバスト(下乳)」と呼びます。神経が近くにあり、比較的敏感な部分です。アンダーバストだけでは性的な刺激として認識しにくいため、
- キスをしながら撫でる
- 乳首を舐めながら指を這わせる
- クリトリスを攻めながら舌先で刺激する
というように、他の性感帯への刺激と合わせて愛撫すると良いでしょう。このような刺激を続けることでアンダーバストが開発され、単独でも性的な快感が得られるようになる方もいます。
乳首の愛撫方法
乳首は、バストの中で最も感度が高い性感帯ですが、逆に言えば非常に敏感な部位でもあります。いきなり強い刺激を与えると、痛みを感じる可能性が高いです。
- 最初は乳首以外の場所から愛撫する
- 十分に興奮が高まってから乳首を優しく触れる
- 刺激は徐々に強くしていく
まずは、この3点を意識してみましょう。
また、乳首の頂点と側面とでは得られる快感が違います。先に側面から触れて感度を高めれば、頂点の部分はほんの少し触れただけでも強い快感が得られるでしょう。慣れてきたら、
- 乳首を唇で優しく挟み、舌先で頂点を舐める
- 親指と中指で軽く乳首をつまみ、頂点に人差し指を当てる
など、頂点と側面を同時に攻める方法も試してみてください。
乳腺の愛撫方法
乳腺を刺激するときは、乳房全体を軽くつかんで持ち上げ、バストの奥まで振動が伝わるように優しく揉んだり揺らしたりします。強く揉んだり揺らしたりすると痛みを生じますので、じんわりと気持ちいい程度の力加減にすることが重要です。
スペンス乳腺の愛撫方法
「スペンス乳腺尾部」は、乳房と脇のちょうど境目、いわゆる「横乳」の部分にあります。リンパや神経が多く集まっており、「バストのGスポット」とも呼ばれるほど、開発すると強い快感が得られる可能性がある部位です。
最初は脇の下を触れられた時の感覚に近く、くすぐったさを感じるでしょう。しかし、刺激を続けると、人によってはバストでのオーガズムを感じられるほどに快感が開花していきます。リンパマッサージのようなイメージで、ゆっくり優しくさするのがコツです。
- 指の腹で、アンダーバストから脇に向かってさする
- バストを下から上へ押し上げる
- 谷間を作るように横から中央へバストを寄せる
- スペンス乳腺尾部を、指の腹でトントンと軽く叩く
- 服の上からラブグッズで刺激する
などの触り方で、少しずつ「気持ちいい」感覚を掴んでいきます。スペンス乳腺を刺激する際は、ラブローションやオイルを使い、滑りを良くしておくのがおすすめです。乳首やデリケートゾーンなど、他の性感帯と同時に刺激すると、さらに快感が掴みやすくなるでしょう。
ミルクライン
脇の下のくぼみから乳首を通り、恥骨まで緩やかなV字カーブを描くのが、「ミルクライン」と呼ばれる性感帯です。元々人間の乳首は、このミルクライン上に複数存在していたと言われています。
ミルクラインの性感帯は、ライン全体にある訳ではなく、ライン上に飛び飛びで点在しています。マッサージをするように軽く撫でさすりながら、気持ちよさを感じる部分を探してみましょう。
バストの愛撫の基本的な流れ
バストには複数の性感帯があるため、全ての部位を愛撫するのは難しいと感じるかもしれません。バストの愛撫の流れを掴んでおけば、バスト全体をじっくりと愛撫し、感度と興奮をより高めることができるでしょう。
バストに触れる前に、しっかりと興奮度を高めることも忘れずに!1人ならエッチな動画や漫画を観たり、2人ならキスやハグで雰囲気を作ったりし、セクシャルなスイッチを入れておきましょう。
STEP1. 服の上からバストを触る
まずは焦らすように、服や下着の上からバスト全体を優しく撫でます。ブラを外して服の上から布越しに触ると、スムーズな指の動きを楽しむこともできますよ。シルク素材などなめらかな布地の衣類を選ぶと、さらに快感が高まるでしょう。
優しい刺激が好きな方は、最後まで服の上から刺激するのもおすすめです!
STEP2. アンダーバストやスペンス乳腺を撫でる
脇の下からアンダーバストにかけて、外側から内側へ撫でるように指先を滑らせます。焦らされているようなドキドキ感や、じんわりとした安心感が味わえるでしょう。敏感な部分を刺激する前にバスト周辺に触れ、気分を高めていきます。
STEP3. バスト全体から乳輪を優しく刺激
興奮が高まってきたら、バスト全体を優しく揉んだり、乳輪に向かって指を這わせたりしていきましょう。触れるか触れないかくらいの力加減で、乳輪をなぞるように刺激するのもおすすめです。強めの刺激が好きな方は、乳輪を軽く摘まんで揉んでも快感が得られるかもしれません。
STEP4. 乳首の側面をなぞる
ここまでの刺激で、乳首は敏感な状態になっているはずです。乳輪から乳首の側面にかけてを、円を描くように、優しくじっくり刺激していきます。物足りなくなってきたら、乳首をつまんだり、側面を指で弾くように刺激してもOK!
STEP5. 乳首の側面~先端を刺激する
ここからは、好みの刺激の強さを追求していきます。
- 指先でカリカリと先端を擦る
- 乳首を強めに弾く
- 乳首をつまんで優しくひねる
- 親指と中指で乳首をつまみ、人差し指で撫でる
- 乳首を指で挟んだ状態で、バスト全体を揉む
- 乳首を舌や唇で愛撫する
- ラブグッズで乳首を刺激する
など、自分に合った触り方や強さを探してみましょう。ピンクローターやバスト用ローターで振動を与えたり、吸引ローターを乳首に当てたりなど、ラブグッズを活用するのもおすすめです。
STEP6. ミルクラインを経由し、デリケートゾーンへ
バストの刺激を存分に楽しんだら、ミルクラインを優しくマッサージするように刺激していきます。気持ちいいと感じられる部分が見つかれば、そこをなぞるように刺激すると良いでしょう。
ミルクラインは、そのまま恥骨へと向かっていきます。バストの愛撫から、自然にデリケートゾーンへの刺激へと繋げることができますよ。
もっと気持ちよく!バストの愛撫におすすめのアイテム
バストの気持ちよさをワンランク上げたい方や、もっと感度を磨きたい方は、プラスアルファのアイテムを取り入れてみましょう。ひとりエッチでもラブタイムでも楽しめる、バストの愛撫におすすめしたいアイテムを紹介します。
ラブローションで、スムーズな触り心地に!
バストの愛撫時にラブローションを使うと、ヌルっとした独特の感触を楽しむことができます。特に、刺激に敏感な乳首や、スペンス乳腺などの性感帯開発に使うのがおすすめです。滑りが良くなり、ゾクゾクするような刺激が味わえるはず。
バスト用ローターで、多点攻めを楽しむ!
「バストを刺激しながら他の部分も刺激してほしい」「1人でバストの感度を磨きたい」という方におすすめしたいのが、カップタイプのバスト用ローター。バストにしっかりとフィットし、カップ内の突起が乳首を刺激します。両手が自由になる分、他の性感帯を同時に刺激しやすくなりますよ。
ほどよいフィット感でピンポイントに刺激し、「焦らされている」ような感覚を体験。
吸引ローターで、オーラル気分を味わう!
最近「吸うやつ」と呼ばれ話題になっている吸引ローターを、乳首への愛撫に使うのもおすすめ!ラブタイムでパートナーに吸われるのが好きな方や、吸われる感覚を味わってみたい方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。もちろん乳首だけでなく、クリトリスに使うこともできます。
まずはクリでイってみて、その後はしっぽの部分を挿入して中でイクのがおすすめの使い方◎
バストの愛撫で、もっと気持ちよくなろう!
このように、バストには多くの性感帯が隠れています。バストの性感帯を開発することで、気持ちよく感じられるポイントが増えるだけでなく、愛撫の幅も広がっていくでしょう。
一方で、バストは非常に敏感で繊細な部分でもあります。はじめは焦らすように、興奮度が上がったら激しく、女性自身に合った強さで刺激することが大切です。
丁寧に開発していけば、「バストが気持ちいい」という感覚や、快感が得られる触り方が掴めてくるはずです。ときにはローションやラブグッズなどのアイテムも取り入れながら、バストの気持ちよさをじっくり高めていきましょう!