処女膜が破れるから初めてのエッチは痛いの?出血は必ずする?初体験の疑問や不安を解決!

処女膜について調べている女性

目次

処女膜とは、性的経験のない女性にあると考えられている膣内の組織のことです。処女膜が破れることは文学的表現で「破瓜」とも呼ばれ、処女膜は女性の処女性を表す純潔なものとして考えられてきました。

しかし、実際の処女膜は、セックス経験の有無はもちろん、出産しても残ったり再生したりしていることもある個人差の大きい器官です。その形や厚さも人それぞれで、一概に1つのイメージに当てはめることはできません。

ここではそんな個性あふれる処女膜について画像を交えながら、位置や種類について紹介していきます。初体験の際に痛みを避ける方法も解説していますので「処女膜を破るのが怖い…」という女性はぜひ参考にしてみてください

処女膜とは?

セックス経験の有無や神聖なものとして扱われることの多い「処女膜」ですが、その詳しい内容については意外と知られていません。そこでまずは処女膜とは何かを確認しましょう。

処女膜とはどんなもの?

処女膜は、膣内に張っている膜のようなイメージがありますが、実はその形状は膜ではなく粘膜のヒダであり、破れるようなものではありません。処女膜は通常、膣口から約1~2cmの深さにあり、厚みは平均1mm程度。中央には直径2cm程度の穴が開いていて、そこから月経血やおりものが出てきています。

処女膜の開口部の種類や形状

処女膜の形には個人差がありますが、大きく「開口部の形によって分類されるもの」「損傷によって分類されるもの」の二種類に分かれています。また、それぞれの処女膜の形は、さらに細かく分類されています。それぞれの処女膜の形について確認しておきましょう。開口部の形によって分類される処女膜のイラスト1開口部の形によって分類される処女膜のイラスト2

開口部の形(1)環状処女膜

中央部に小指ほどの穴が開いた「環状処女膜」は、処女膜で最も多いパターンです。基本的には挿入に何の問題もなく、セックスによって穴が裂け広がっていきます。

開口部の形(2)分葉状処女膜

環状処女膜と同じく中央に穴が開いており、さらにそこから広がっているのが「分葉状処女膜」です。形状のために環状処女膜よりもやや裂けやすくなっています。

開口部の形(3)剪裁状処女膜

「剪裁状処女膜」は、Y字に切れ目が入っているような形をしています。穴というよりも線状に開いているため広がる際には痛みを伴うこともあります。

開口部の形(4)垂直状処女膜

縦方向に一本の筋が入ったような形をしているのが「垂直状処女膜」です。こちらも線状に開口している処女膜になりますので、痛みを感じる可能性は高いと言われています。

開口部の形(5)篩状処女膜

「篩状処女膜」は、小さな穴がいくつか開いているような処女膜のことです。膜の一部は繋がっていますので、希望すれば婦人科で切ってもらうこともできます。

開口部の形(6)二ツ孔状処女膜

大きめの穴が左右に1つずつ存在する「二ツ孔状処女膜」は、穴を分けている中央の膜がポイントです。ここが裂ける際に痛みを感じるかどうかが、初体験で痛みがあるかどうかの基準となります。

開口部の形(7)半月状処女膜

「半月状処女膜」は、横に寝かせた半月のような形をした処女膜です。環状処女膜よりも均一に広がっているため、痛みはあまり生じないといわれています。

開口部の形(8)さく状処女膜

半月状処女膜よりも横に広がった形で開いているのが「さく状処女膜」です。こちらも比較的痛みが少ない形状と言われています。

処女膜の損傷部の種類や形状

損傷によって分類される処女膜のイラスト

損傷の形(1)破綻処女膜

セックスや激しいスポーツなど、外部からの力によって損傷したパターンが「破綻処女膜」です。

損傷の形(2)処女膜痕

「処女膜痕」は、出産などを経て、処女膜が完全になくなった状態です。周囲にかろうじて残った処女膜の痕が見られます。

損傷の形(3)閉鎖処女膜

「閉鎖処女膜」は、完全に膣内がふさがってしまっている処女膜のことです。本来排出されるはずの月経血なども溜まってしまうため、場合によっては処女膜切開術が必要になる症状でもあります。

処女膜が破れるから初セックスは痛い?

続いては、一般的に「処女膜が破れる」と表現される、初体験時の痛みについて学んでいきましょう。

初体験が痛い理由と処女膜の関係性

処女膜が破れるとは、処女膜とされるヒダが損傷し裂けてしまうことを指します。破れるというよりは「切れる」「裂ける」のほうがニュアンスは近いです。

初体験で痛みを感じる理由は、まだ挿入したことがない狭い膣内に無理やりペニスを入れるからです。また、初体験時の膣内部が損傷する潤い不足で摩擦が起きる膣内が圧迫されるなども痛みの原因となり得ます。

しかし、処女膜の状態は人それぞれ異なりますので、中には「痛みを感じなかった」という女性もいます。また、処女膜は激しい運動などでも傷つく可能性があります。セックスと違い、膣内の摩擦や圧迫などがない運動中では、処女膜を損傷しても気付かないケースも多いです。これらのことから処女膜が損傷しても、必ずしも痛みを伴うとは限りません。

初体験の痛みを和らげるには?

初体験時に痛みが出るかどうかは、処女膜の状態や彼との相性など、さまざまことが関係します。しかし、どのような場合でも初体験時の痛みはなるべく軽減しておきたいものです。そこで初体験の痛みを和らげるための方法を紹介します。

ローション(潤滑ジェル)の使用

初体験では特に緊張してしまい、膣が濡れにくいなども起こりやすいです。そんな時には、ラブコスメの『ラブスライド』などの潤滑ジェルを使用するのがおすすめです。こちらは潤滑ジェルと呼ばれるタイプなので、膣内に使っても問題がないタイプ。膣の潤いを補い、摩擦による違和感を軽減することに役立ちます。肌に優しい成分を使っているのもおすすめポイントと言えます。

使うときには彼のペニスや、膣の内部へたっぷりと塗り込むのがポイント。こうすることで初めてのエッチで緊張していても、膣内の潤いがプラスされるため、摩擦による違和感や不快感が和らぎます。また、使用後はお湯で簡単に洗い流すことができます。

ラブスライド
「濡れにくい・感じにくい悩みがあり、なんとなく気持ちが重い…」「前戯だけではなく、挿入での気持ちよさを感じてみたい…」そんな方におすすめの潤滑ジェル。
潤い不足による摩擦による不快感を軽減し、濡れにくい・感じにくいお悩みをケアすることができます。
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ラブグッズを使ったオナニー

初体験での痛みを軽減するために、ラブグッズを使ったオナニー(ひとりエッチ)で挿入に慣れておくのもおすすめです。例えば、人気の処女用バイブ「メシベ」直径1.5cm長さ4.5cmと、タンポンと変わらないサイズです。そのため、処女膜を傷つけずに挿入を体験できます。

また、先端のフォルムは少し斜めになっており、未経験の狭い膣口でもスムーズに入りやすいのが特徴。さらに先端部分にはバイブレーション機能も備えているため、挿入に慣れてきたらオナニー(ひとりエッチ)を楽しむことも可能です。オナニー初心者にもおすすめのアイテムです。

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直径1.5cmでもしっかり震える!携帯にも便利な初心者向けラブグッズ。
ヒダを傷つけたり、無理に広げる心配もないので、セックス未経験でも使いやすい!タンポンサイズとパステルカラーの可愛いデザインの、手に取りやすいイメージもポイントです。
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処女用バイブについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック

処女膜が破れるから出血するの?

一般的には、「処女膜が切れると出血する」と思われていいます。確かに出血をすることは多いですが、処女膜が破れる(処女を喪失する)からと言って、必ずしも出血を伴う訳ではありません。そこで、処女膜が破れることと出血の関係についても確認しておきましょう。

処女だからと必ず出血するわけではない

初体験での出血は、膣内の柔軟が足りず膣内が傷付いてしまうために起こります。しかし、処女膜の柔軟性や濡れ具合などは人それぞれ異なりますので、中には出血を伴わない人もいます。また、運動などで処女膜が傷ついている場合にも、出血を伴わないケースは多いようです。

実際、ラブコスメのアンケート調査では、約53%の女性が初体験の時に出血しなかったと回答しています。もちろん約半分の女性は出血を経験しているので、初体験で出血する可能性があること自体に間違いはありません。ですが、全ての人ではないので間違えないようにしましょう。

「処女膜がない=処女ではない」は間違い

処女膜は「初体験によって失われる」と思われがちですが、初セックスの前に処女膜が無くなってしまうケースもあります。この原因として多いのが、コンスタントに行う激しい運動や、太いバイブなどを挿入したオナニー、外からの強い衝撃を伴う事故などです。これらの経験があると処女膜が傷つき、失われてしまうこともあります。

それでは「処女膜がないと処女ではないのか」というと、そうではありません。処女とはセックスをしたことがない女性を指すため、処女膜の有無に関わらず未経験なら処女と言います。処女膜が傷ついても処女喪失にはなりませんので、この点についても間違えないようにしましょう。

タンポンやバイブで処女膜は破れる?

処女膜が傷つく原因はさまざまありますが、一般的にはタンポンを膣内に入れても処女膜は傷つかないとされています。前述したように、処女膜の中央には小さな穴が開いているため、その穴に通すタンポンでは処女膜は傷つきません。ですので、タンポンは安心して使用できます。

一方、バイブやディルドの場合は、処女膜を傷つける可能性はあります。特に太さ数センチの極太タイプを使うなど、処女膜の穴よりも太いものを使うと損傷するリスクは高いです。しかし、中には処女向けバイブ『ラブデビューシリーズ メシベ』のように、処女膜を傷つけるリスクが低いものもあります。ラブグッズでの処女膜の損傷には、太さややり方などが関係していると言えます。

処女膜は確認できる?

処女膜に関する疑問はまだまだ多いはずです。そこで処女膜の確認方法処女膜ができるまでの過程などについても確認しましょう。

処女膜を確認する方法

処女膜を確認する主な方法は「膣に指を入れる方法」と「鏡で膣内を確認する方法」の2つ。いずれも確実に確認できる方法ではありませんが、興味があるなら試してみても良いでしょう。

膣に指を入れる方法

指を通して確認する方法もありますが、処女膜にはもともと穴が開いているため指1本程度であれば挿入することが可能です。それ以上の本数に増やすと、初めてのセックス時に起こるような膣内の摩擦や圧迫、痛みが生じますので、無理な挿入はしないように注意しましょう。

鏡で見て確認する方法

膣前に手鏡などを置き、自分で膣を広げて見る方法もあります。しかし、この方法だと小陰唇のヒダに隠れていたり目視できる距離になかったりしますので確実とは言えません。無理に広げると痛みを伴うこともありますのでの注意して下さい。

処女膜はいつ出来る?

処女膜は「一次性徴」というお母さんのお腹の中にいる時に、子宮や卵巣などと一緒に作られます。

処女膜は再生するの?

セックスや外部からの力で裂けてしまう処女膜ですが、実は手術で再生する方法自然再生してしまう例もあります。

処女膜を再生する手術

「処女膜再生」と呼ばれるこちらの方法は、裂けたり切れてしまったりした処女膜を、細い糸で元通りに縫い合わせる手術のことです。処女膜の形に個人差があるように、裂け方や切れ方も人によって異なるため、女性の処女膜の形を確認しながら臨機応変に施術されます。

自然再生してしまう例

まれに、手術などをしなくても処女膜が勝手に再生してしまうケースもあります。これは体がケガをしたとき修復しようとするのと同じように、裂けた処女膜を元に戻そうと、体が勝手に治癒させてしまうために起こると考えられています。

しかし、これは大変珍しい症例です。基本的には処女膜は自然再生するものではありませんので、そういうものとして捉えておきましょう。

処女膜のまとめ

処女膜は女性の身体に必ずある器官でありながら、誤解も意外と多い組織です。処女膜は処女を意味するものではありませんが、女性にとって膣内の清潔を守ってくれる大切な器官でもあります。

潤滑ジェルやラブグッズでのオナニーを活用すれば、初体験の痛みも抑えることができますので、痛みや出血を怖がるだけでなく自身の体の仕組みについて詳しく知っておきましょう。


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