【医師監修】膣内射精障害かも?セックス中に膣でイケない男性について知って欲しい原因と解決策

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目次

彼とセックスしている時なかなか射精に至らず、「もしかして自分に何か悪いところがあるのではないだろうか」と思ったことはありませんか?

セックスレスな訳ではなくても、なかなか彼が射精しないことで悩んでいるという声を聞くことがあります。

実際、ラブコスメが行った「彼とのセックスに満足していますか?」というアンケートによると、「いいえ」と答えた人が60.1%。「はい」と答えた人を上回る結果となりました。

「満足していない」と回答した人からは、「彼のセックスが自己中心的」「回数に不満」などが挙げられていましたが「彼とのセックスで挿入中にお互いにオーガズムを実感していない」というお声もありました。

そこで今回は、男性がセックスの挿入よりオーガズムを迎えるために知ってほしいことについてお話ししていこうと思います。

セックスでイケない?膣内射精障害とは?

セックスで挿入中、彼が中々射精に至らず、次第に挿入の痛みを感じてしまったり、なんとなく興ざめしてしまうことがあるかもしれません。

彼がオナニーやフェラなどをしている時にはすぐに射精しているようであれば、もしかしたらあなたのパートナーは「膣内射精障害」かもしれません。

膣内射精障害とは、パートナーである女性の膣内で射精することができない状態を指します。

膣内射精障害の原因

では、なぜ膣内射精障害になってしまうのでしょうか。その原因を紹介します。

原因(1)刺激の強いオナニーをしている

膣内射精障害にはいくつか原因が考えられるのですが、もしかしたら、彼は普段からかなり刺激が強いオナニーをしているのかもしれません。そのため、普通のセックスでは刺激が足りず、射精に至らないという場合もあります。

オナニーの時にかなり強い力をかけていたり、ハードなプレイを希望しているような場合です。セックス時の膣内の摩擦刺激だけでは、物足りなく感じてしまうのです。

原因(2)過激なビデオなどの見過ぎ

メディアの発達により、この原因は増えていると言われています。作り込まれたシチュエーション、アニメで描かれるプロポーション、アダルト動画に登場する女性などに影響を受け過ぎて、リアルな女性との恋愛やセックスを楽しめないという現象です。

当然ながら、現実は映像の中とは違います。生身の女性は、個人の意見や主張を持っており、自分の思い通りになる訳ではありません。もちろん、スタイルや体系などの容姿も、二次元作品のようにはいきません。

過激な作品を見過ぎ、フィクションの世界を理想としてしまうことで、現実の女性に興奮できず、射精に至らないのです。

原因(3)精神的な問題

普段は特に問題はないものの、仕事やプライベートで過度のストレスを感じていたり、2人の関係が上手くいってなかったりする場合、セックスに集中できずに射精しにくくなるケースがあります。

いつも頭の中で違うことを考えていたり、時間ばかり気になってしまったりする人は、膣内射精障害に陥りやすくなります。

膣内射精障害の解決策

さまざまな原因が考えられる膣内射精障害ですが、一体どうやって解決していけばいいのでしょうか。ここでは、彼と二人で一緒にこの問題を解決していくための方法についてお話ししていきます。

解決策(1)ソフトな愛撫に慣れてもらう

刺激の強いオナニーを繰り返して、膣内の刺激では物足りなくなってしまった彼には、まずは前戯の段階から、ソフトタッチなスローセックスの魅力を伝えることが必要です。

強く擦るなど、痛いほどの刺激ばかりが全てではありません。時間をかけてソフトな手触りで愛撫することで、男女問わず、今まで感じたことのないような深い快感を感じることはよくあります。

セックスで得られる性的快感はとても奥が深く、何歳になっても新たな性感帯を発見していけるものです。「こうでなくてはならない」という既成概念にとらわれず、2人のセックスをより楽しめる、そしてより気持ちよくなれるように、時間をかけてお互いに新たな性感帯を探し合うのが良いでしょう。

そうすることで2人の絆もより強いものになり、刺激の強さばかりを求めるセックスではなく、スローなソフトセックスの魅力に、彼も気づいてくれることでしょう。

解決策(2)オナニーよりセックスの回数を増やす

セックスにかける時間を惜しんだり独りよがりに快感だけを追求してオナニーを繰り返したりしてしまうケースは、忙しかったり仕事でストレスを感じている男性ほど多い傾向にあります。たとえ忙しかったとしても、オナニーではなくセックスをするように心がけることは、とても大切です。

セックスは、ただ単に快感を得る行為ではなく、2人の愛情を確認し合ったり、濃密な恋人としての時間を持ったりできる、幸せな行為です。

言葉のコミュニケーションもとても大切ですが、セックスを通じた肉体を通したコミュニケーションも、2人の関係性をより良くしていく上でとても重要です。

いきなり膣内射精障害が解消する訳ではないかもしれませんが、焦らずに2人で向き合い、そしてセックスをする時間をとることによって、今まで見えていなかった相手の新たな一面を発見できたり、新たな性感帯を見つける喜びが得られたりします。それは、ただひとりでするオナニーでは絶対に得られないものです。

相手を気遣った分だけ2人で一緒により深い快感に到達できるセックスという行為を、ぜひ大切にしてください。

膣内射精障害についてのまとめ

膣内射精障害は、一方的にパートナーを責めたり、自己嫌悪に陥りがちです。しかしそうではなく、2人の関係を見つめ直す良いきっかけだと思って、ぜひ2人で時間をかけて解決法を模索してみてください。

ライター:山下真理子さんプロフィール
女医・タレント/山下真理子先生

岡山県出身。医師免許取得後は、医療だけではなく、美容、タレント、モデルとして幅広く活躍している。
著書に『あなたの魅力が10倍増すセックス』『夜のお悩み相談クリニック』の他、写真集『診て感じるクリニック』がある。 ファッション誌やラジオ番組、バラエティ番組にも数多く出演。
山下真理子先生ブログ

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