首絞めセックスの正しいやり方とは?禁断の首絞めプレイに関する注意点を徹底解説
首絞めセックスとは?
「首締めセックス」とは、首を絞めながらセックスをするプレイのことです。独特な快感を楽しめると言われ、首絞めフェチがいるほど意外とメジャーなプレイです。
このテクニックは「窒息プレイ」とも呼ばれていますが、あくまで疑似的な窒息状態をつくるためのもの。間違った方法でやると本当に窒息してしまい、命の危険があるので十分に注意が必要です。間違った方法で行ってしまうと極めて危険なので、下記を厳守してください。
- 信頼できるパートナーと合意の上でやる
- 呼吸ではなく頸動脈の血流を抑える
- 首の骨や喉仏に触れない
首絞めセックスのメリット
メリット(1)独特の快楽を味わえる
首を絞められる方は、脳が酸欠状態になることで、一種の幻覚症状と快楽物質の分泌が発生します。締める方は相手の命を握るという支配感で、性的な興奮がさらに高まるようです。
メリット(2)首絞めにより勃起力が増す
男性が首を絞められると、勃起力が増すことが多いと言われています。これは酸欠になることで低酸素症が起き、一種の幻覚的な症状がもたらされることが性的な快感だと間違って認識され、起こるようです。
メリット(3)首絞めにより膣の締りが増す
セックスしながら首を絞められるという行為そのものに、無意識で体に力が入ります。そして結果として、膣を締め付けると言われています。
首絞めプレイはSMプレイの一環?
首締めはSMプレイの一環であると言えます。
SMでは、ある種のフェチをもとにしてセックスのプレイを行います。首絞めプレイを好む首締めフェチは「ハイボクシフィリア(窒息性愛)」という性衝動の1つで、首締めに性的な興奮を感じます。
また、SMプレイは基本的に肉体的・精神的な苦痛を与える、もしくは与えられることを楽しむものです。首締めセックスでも、相手の首を絞めたり締められたりすることで、性的な快感を満喫することを目指すもの。
これらの点からも、SMとの関連性が強いと言えます。
首絞めプレイのやり方
STEP1. 信頼できるパートナーと合意を取る
必ず信頼し合っているパートナー同士で、両者がプレイ内容に合意できる場合のみ、首締めプレイを行ってください。それ以外の場合は致命的な事故が発生する可能性があり、取り返しのつかない事態になりますので、プレイする相手は慎重に選ぶことが大切です。
さらに、どれくらい締めるのか・締められるのかといった力加減や、どれくらい締め続けて良いのかという時間も、事前にしっかり相談する必要があります。もし本当に苦しくなったときに、どうやって伝えるのかを考えることも必要です。
STEP2. ピンチを知らせるサインを確認
首締めプレイでは、窒息状態になって脳の血流が不足し、致命的な事故が発生する可能性があります。そのため、体に何らかの異常を感じたときに、相手にピンチを伝える手段が必要です。
苦しいときに苦しそうにするのは、ストップのサインとしては伝わらない可能性が高いです。なぜなら、首締めプレイは苦しいことが前提であり、相手はその様子を見て楽しむものだからです。ピンチのサインは相手がすぐ分かるもので、自分もすぐに出せるものでなければなりません。
例えば、「締めている手の甲をつねる」とか「相手の足を蹴る」など、瞬間的に分かりやすいものが良いです。常に意思疎通ができる信頼関係がなければ、安全な首締めプレイは成立しません。相手を選んだ上で、両者の合意と事前の準備を整えることが求められます。
STEP3. 注意点を確認しておく
注意点(1)止めるのは呼吸ではなく血流
首締めプレイは窒息プレイとも呼ばれるため、相手の呼吸を止めるものだと誤解されがちです。しかし、実際に止めるのは呼吸ではなく、頸動脈の血流です。必ず自分も相手も、正しい方法を理解しましょう。
注意点(2)首の骨に触れない
絞めるときに首の骨に触れてはいけません。相手に触れさせてもいけません。首の骨は私たちが思っている以上に折れやすく、仮に折れてしまうと致命傷になります。首の骨には極めて大切な神経が通っているため、ここは触れてはいけない場所です。
注意点(3)本当に首を絞めない
手を握るようにして、本当に首を締めてはいけません。プレイを行うときは、手のひら全体で首の側面だけを包むようにします。こうすることで、頸動脈を圧迫して血流を抑えることが可能です。
喉仏を圧迫すると骨の損傷や吐き気の原因になるため、喉仏には触れないでください。
注意点(4)思いきり押して圧迫し過ぎない
人間を窒息させるためには、相当の力で首を締める必要があり、そうすると首の骨を損傷するリスクが高まります。
そのため、首締めプレイでは呼吸ではなく血流を抑えて、疑似的な窒息状態を作り出すことが大切。頸動脈は軽く押すだけで圧迫できますので、力を強く入れる必要はありません。
STEP4. 喉仏ではなく頸動脈を圧迫する
前述したように、喉仏を押さえるのは危険です。その横に通っている頸動脈のあたりを押さえるようにします。
まず、片手の人差し指と親指全体で顎をつかむようにして、指を顎のラインに沿わせます。そのまま下ろして指に顎を乗せるような感じにすると、自然と指が頸動脈のあたりに来ます。この状態で手のひら全体を使い、親指と人差し指の第一関節に力を入れるのが、安全に血管を押さえるコツです。
頸動脈のあたりは骨がないため、少し柔らかいはずです。もし固ければまだ喉仏に触れていますので、さらに横へ移動しましょう。指が頸動脈の周辺に触れていれば、ドクドクと脈打つ感じが指に伝わります。その部分を押さえると、血流を制限することが可能です。
STEP6. 相手の首を絞めるのは必ず10秒以内
相手の首を絞める時間は、必ず10秒以内に限定することが大切。頸動脈を圧迫すると脳の血流が低下するため、一時的に脳が酸欠状態になることを意味します。酸欠時間が長くなると脳細胞へダメージが生じますので、健康に大きな悪影響が出ることに注意が必要です。
頸動脈の圧迫を10秒以内に留めれば、健康に支障をきたすリスクを極力減らしながら、疑似的な窒息状態を作り出せます。たった10秒以内の首締めではあまり意味がないように思われるかもしれませんが、これを何回か繰り返すのがコツです。
5回ほど繰り返すころには、窒息したような感覚が出て、快感が広がるようになるはず。ただし、1回締めた後は必ず30秒以上は休むことがポイント。「10秒締めて30秒休む」というリズムを繰り返すことを意識すれば、リスクを最小限に抑えて首締めセックスを楽しめます。
自分で出来る首絞めプレイ
どうしても首締めプレイの感覚をひとりで体験したい場合は、先ほどご紹介した親指と人差し指で喉仏の横を押さえるやり方をおすすめします。
しかし、どのような方法であっても、安全を第一にすることが大切です。首締めオナニーが原因と思われる不審死は、実際に意外と多く発生しているという事実を忘れてはいけません。
首絞めプレイの注意点
注意点(1)正しく行わなければ致命的な事故が起きる
繰り返しになりますが、このプレイには常に事故の可能性があります。今回ご紹介した正しい方法で実践していただくことができなければ、リスクを低減することはできません。練習を重ねて感覚を掴むことが大切。
特に、喉仏を締めるのではなく、親指と人差し指全体を使って頸動脈を軽く圧迫するという点が、安全性のための最も重要なポイントです。喉仏を締めてはいけないのは、首の骨を損傷してしまうリスクが高まるため。頸動脈を圧迫する方法なら、軽い力でも疑似的な窒息状態を作り出せます。
プレイ上達に従ってさらなる刺激を求めるようになりますが、過剰なエスカレートには要注意。首を締めると同時に鼻と口を塞いだり、10秒以上首を締めたりすることは、大変危険ですので絶対にやってはいけません。
注意点(2)慣れないうちは軽い強度から始める
首締めセックスは危険なテクニックのため、慣れるまでは軽めから始めてください。手の使い方や力加減に十分注意して、正しい方法で出来るようになるまで練習を重ねましょう。
相手に首を締めてもらう場合は、感覚をきちんと伝えて、どうすれば改善できるかを相談してください。
また、本番のセックスではアドレナリンが分泌されることを考慮する必要があります。アドレナリンは興奮物質の一種で、これが大量に分泌されるセックス中は冷静な判断がつかなくなるということも忘れずに。
注意点(3)エスカレートし過ぎないよう要注意
首締めセックスはお互いに興奮が高まるため、一緒に気持ちよくなれるプレイです。しかし、首締めプレイは一種の麻薬のような感覚があるため、続けていくうちにプレイがエスカレートしていって、過剰な首締めになってしまうことも。
脳が酸欠状態で幻覚状態になる他に、脳内麻薬が分泌されることも、首絞めセックスで強い快感を得られる理由です。言い換えれば、首締めプレイは麻薬と同じように、慣れるとさらなる強度を求めてしまうということ。上級者になると、本当に呼吸が止まるギリギリのところまでやってしまうほどです。
しかし、こうやってエスカレートしていくと、危険な事故のリスクも非常に高まっていきます。首を絞めすぎると内出血を起こすだけではなく、脳の酸欠状態が過剰になって脳障害を引き起こす原因になります。気づいたときにはすでに手遅れですので、プレイのエスカレートには注意が必要です。
注意点(4)相手を注視して危険なサインを見逃さない
自分が首を締めるときは、常に相手の様子を見て、危険な兆候がないか確認することが大切です。とはいえ、たとえ相手が苦しんでいたとしても、プレイの一環として苦しんでいるのか、本当に苦しいのかはほとんど区別が付きません。
先ほどもお話ししたように、セックス中はアドレナリンが大量に分泌されるため、相手の状態を冷静に判断することは困難です。そのために、あらかじめピンチのサインを決めておくことが大切。危険な兆候がすぐ分かるように、ピンチのサインはパートナーとしっかり確認しておく必要があります。
自分が締められるときは、いつもと違う兆候を感じたら、我慢せずにサインを出しましょう。例えば、締め方が強かったり場所が違ったりする場合です。本当に窒息してしまうとサインも出せなくなるため、早めの行動が求められます。
首絞めセックスのまとめ
首締めプレイのやり方と、注意すべきポイントについて紹介しました。首締めセックスは攻め側・受け側ともに、他のプレイでは味わえない快感を得られます。しかし、致命的な事故の危険性に注意して、必ず正しい方法で行うことが必要です。