スパンキングとは?気持ちいい&危険度の低いやり方やコツを解説!
スパンキングとは?どんなプレイ?
「スパンキング」とは、手や物でお尻を叩くことです。「スパンク(spank)」とは「平手でお尻を叩く」という意味で、本来は性的な意味の有無に関わらず、お尻を叩くこと自体を「スパンキング」と呼びます。
プレイとしてのスパンキングは、「ラブスパンキング」とも呼ばれます。元々欧米では主流なプレイで、海外のAVやポルノから影響を受け、日本でも好む方が増えているようです。
鞭などの道具を使ったハードなSMプレイだけでなく、叩き方や強さを調整すれば、ソフトSMプレイとしてもラブタイムに取り入れることができます。
スパンキングプレイのメリットと魅力
スパンキングは、実はさまざまな快感が得られるプレイです。叩かれる側だけでなく、叩く側も興奮を楽しむことができます。
メリット(1)肉体的快感が得られる
- 叩いた振動が性感帯に伝わり、刺激になる
- 叩かれた勢いや驚きで膣が締まる
などの理由から、スパンキングで肉体的快感が得られると言われています。スパンキングの刺激が性感帯に伝わったり、衝撃で膣がキュッと締まることで、快感に繋がることがあるのです。
メリット(2)精神的快感が得られる
- 服従心や支配欲が満たせる
- お尻を叩く音に興奮する
- 背徳感や羞恥心が楽しめる
など、スパンキングは精神的な快感が得られるプレイでもあります。特にS度・M度の強いカップルは、高い精神的満足度が味わえるでしょう。
メリット(3)痛みの快感が得られる
マゾヒズム(被虐性欲)の傾向がある方は、痛みそのものによる快感が得られます。本来は「痛み」である辛味を「美味しい」と感じるように、脳内ホルモンなどの影響で痛みが快感だと認識されると言われています。
スパンキングプレイの注意点
スパンキングは、通常のプレイと異なり、叩かれる側が傷つく可能性があるアブノーマルな行為です。スパンキングを行う際は、以下の注意点を必ず守りましょう。
- 両者の合意の上で行う
- 叩き方・叩く場所・力加減を決めておく
- 止めたいときの合図を決める
- 傷つけることを目的にしない
叩かれる側が合意していない場合、程度によってはスパンキングが傷害罪となる可能性もあります。また、プレイの途中でしんどくなり、やめたくなることもあるでしょう。やめて欲しいときの合図を事前に決めておき、合意の範囲内で楽しんでください。
スパンキングは基本的に、痛みというよりも、雰囲気や音を楽しむプレイです。叩く側の人は、盛り上がり過ぎて相手を傷つけないよう、十分に配慮しましょう。
スパンキングプレイの基本のやり方
スパンキングには、主に
- セックス中(挿入中)のスパンキング
- お仕置きプレイとしてのスパンキング
- SMプレイとしてのハードなスパンキング
の3種類があります。また、女性が男性をスパンキングするパターンもあります。それぞれの基本のやり方をチェックしてみましょう。
やり方(1)セックス中に取り入れる
ラブタイムで女性がスパンキングしてもらう場合、体位は後背位(バック)がおすすめです。男性が女性のお尻を見て叩けるため、加減もしやすいです。慣れてきたら、騎乗位や座位でも試してみてください。
セックス中のスパンキングは、ペニスが抜けないようにしっかりと挿入し、位置を調節して叩くだけ。叩かれたら、思い切り声を上げて反応すると、さらに興奮度がアップするでしょう。
やり方(2)お仕置きプレイとして取り入れる
お仕置きプレイとしてスパンキングする場合は、基本的に挿入せずに行います。まずは、
- 「イッて良いよ」と言われる前にイッたら…
- バイブを入れて◯分我慢できなかったら…
- フェラで◯分以内に彼をイかせられなかったら…
など、お仕置きの理由を作ります。決めたことができなかったら、
- 叩かれる側が四つん這いになる
- ベッドや机に手をついて、お尻を突き出す
- 叩く側の利き手側にお尻を向け、膝の上にうつ伏せで乗る
などの姿勢で、お仕置きプレイとしてのスパンキングに入ります。「ごめんなさい」「お仕置きしてください」とスパンキングを懇願すれば、さらにSMプレイに近い雰囲気が楽しめるでしょう。
やり方(3)SMプレイとして取り入れる
SMプレイとしての本格的なスパンキングの特徴は、痛みそのものを快感とすることです。ハンドスパンキング(平手打ち)だけでなく、鞭やスリッパなどの道具を使って叩くこともあります。
まずは、必要に応じて叩かれる側を拘束したり、目隠ししたりします。準備が整ったら、叩く側は音を立てるようにスパンキングを行います。叩かれる側は声を出しても良いですし、あえて声を出さず我慢による快感を楽しんでも良いでしょう。
ハードスパンキングは、やり過ぎると出血したりアザになったりなど、生活に支障をきたす恐れがあります。あくまでお互いの同意の範囲内で、プレイとして楽しんでください。
やり方(4)女性が男性をスパンキングする
スパンキングは、もちろん女性が男性に行うことも可能。M気質の彼から「お尻を叩いて欲しい」と言われることもあるでしょう。特に抵抗がなければ、無理のない範囲でスパンキングをしてあげてください。
女性から男性にスパンキングする場合でも、やり方は女性がスパンキングされるパターンと同じです。挿入中なら、正常位や対面立位などの向かい合った体位がおすすめです。
スパンキングを気持ちよくするコツ・テクニック
スパンキングを楽しむためには、叩く側だけでなく、叩かれる側にもコツが必要です。スパンキングをもっと気持ちよくする・盛り上げる、コツやテクニックを紹介します。
スパンキングプレイで叩く側のコツ
スパンキングを行うときは、次の4つのポイントを意識してみましょう。
- 腕と手の力を抜き、手のひらを軽く丸める
- 音をしっかり出す
- 不規則なリズムで叩く
- 強弱をつけて叩く
痛み目的でないスパンキングの場合、叩いた時の音が重要。手のひらがお尻に当たった瞬間に手首を反り返すと、大きな音を出しやすいです。
スパンキングの合間にお尻を撫でたり掴んだりすると、焦らされ感やジリジリとした刺激をプラスでき、さらに盛り上がりますよ!
スパンキングプレイで叩かれる側のコツ
スパンキングで叩かれる側の一番のポイントは、叩かれるまでできるだけ体(特にお尻)を動かさないこと。叩く側がスパンキングしやすくなり、打ち損じによる怪我などを防ぐことができます。
叩かれたら、声を出したり体をビクンと震わせたり、体のおもむくままにリアクションを取ります。少しオーバーなくらい反応すると、さらに雰囲気が盛り上がるでしょう。
スパンキングに道具を取り入れる
スパンキングの定番は、手のひらで行う「ハンドスパンキング」です。特にSMプレイとしてスパンキングを行う場合などは、道具を使うのも良いでしょう。スパンキングに使用する、代表的な道具を紹介します。
道具(1)鞭を使った「ウィッピング(鞭打ち)」
鞭(ムチ)を使ったスパンキングは、SMプレイの定番です。スパンキングに使用する鞭は、
- バラ鞭
- 一本鞭(牛追い鞭)
の2種類に大別されます。
初心者はまず、数本の革紐が柄の部分で束ねられた「バラ鞭」からトライしてみましょう。見た目や音は派手ですが、叩いた時の衝撃が分散されるため、痛みは比較的ソフトです。
一方、一本鞭は打撃の力が分散しないため、非常に衝撃が強いです。力加減やコントロールが難しく、怪我のリスクも高いため、初心者には向きません。
道具(2)パドルやラケットを使う「パドリング」
パドル(カヌーの櫂のようなもの)やスパンキングラケットも、定番アイテムの1つです。棒の先についた板部分でスパンキングを行います。主に
- 木製パドル
- 革製パドル(スパンキングラケット)
の2種類がありますが、革製の方がダメージが少なく、比較的ソフトに楽しめます。平面で叩く分大きな音が出るため、興奮度がアップします。
道具(3)スリッパを使った「スリッパリング」
スリッパを使ったスパンキングでは、パドリングと同じように、スリッパの裏側で叩きます。素材が柔らかく、比較的痛みが小さいため、初心者におすすめのアイテムです。
ほとんどの家にあるもので、手軽に入手できることもメリット。ただし、衛生面に配慮し、新品のスリッパを使うようにしましょう。
道具(4)ベルトを使ったスパンキング
ベルトを使ったスパンキングをする場合、SM用のアイテムに限らず、普段使っているものを活用できる点が手軽です。基本は革製のベルトを使用しますが、布製のものでも構いません。汚損しても問題ないものを選んでください。
- バックル部分を握る
- 手に1周ベルトを巻きつける
- 残りのベルト部分で叩く
革のベルトを使用する場合、非常に大きな音と強い痛みが生じます。また、新しいほど硬く、痛みが強いです。布製のベルトであれば、少々痛みが和らぎます。くれぐれもバックル部分が当たらないよう、留意してください。
道具(5)ネクタイを使ったスパンキング
ネクタイも、ベルトと同じようなやり方で、スパンキングに使用することができます。布製ですので、ある程度強く叩いても痛みが生じにくいことが特徴です。ホテルにあるガウンの紐なども、同様に活用することができますよ。
スパンキングに言葉責めを取り入れる
SMプレイの1つであるスパンキングは、言葉責めとの相性が抜群!叩かれる側の羞恥心や罪悪感を煽ることで、さらに刺激の強いスパンキングを演出できます。
- 感じてるんだね
- もっと叩いて欲しいの?
- イッちゃダメだって言ったよね?
など、状況説明や欲求刺激をプラスしてみましょう。また、叩かれる側も
- 気持ちいいです
- ありがとうございます
- ごめんなさい
などのセリフを言えば、さらにSM感をアップさせることができます。
目隠し・拘束プレイをプラスする
叩かれる側が目隠しした状態でスパンキングをすると、衝撃や音をより強く感じることができます。ネクタイやタオルなど身近なものを活用しても良いですし、専用のアイマスクを使うのも良いでしょう。
手枷で拘束された状態でスパンキングをすれば、精神的な興奮度がアップします。タオルやネクタイなどでも良いですが、専用のアイテムを使うのがおすすめ。途中で緩んでしまったり、跡が残ってしまったりすることを防ぐことができます。
- 【SET】ラブイマジネーション アイピロウ&リストバンド
- ラブタイムに提案しやすい、可愛いデザインの目隠し・手枷のセットです。肌に当たる部分がふわふわ素材になっており、付け心地も快適。アイマスクは、お休み時のアイピロウとしても活用できます。非日常感たっぷりのソフトSMプレイにおすすめ!
- 刺激的なソフトSM感を、可愛く演出!
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パートナーをスパンキングに誘う方法とは?
スパンキングされてみたくても、切り出し方が分からない方もいるでしょう。ぜひ、次のような誘い方で、パートナーに伝えてみてください!
方法(1)スパンキングして欲しいと正直に言う
一番おすすめなのは、ストレートに「お尻を叩いて欲しい」と伝えること。ラブタイム前に相談しても良いですし、前戯や挿入の最中に伝えても良いでしょう。
ラブタイム中なら、彼にお尻を向けているタイミングがベスト!69(シックスナイン)の最中や、後背位(バック)時がおすすめです。
方法(2)スパンキングプレイを一緒に観る
ストレートに伝えるのが難しければ、ソフトSM感のあるAVをパートナーと一緒に観るのも方法の1つ。ハードなSM作品でなくても、男性側がS気質な作品であれば、取り入れられていることが多いです。
好みのスパンキングシーンが登場するAVを探しておき、「一緒に観よう」と誘います。スパンキングのシーンになったら、
- こういう風にされてみたい…
- 叩かれるの、気持ちよさそう…
- こういうプレイ好きだな…
と伝えれば、対応してくれるかもしれません。具体的にイメージが伝わるので、プレイに感覚の相違が出にくいこともポイントです!
方法(3)わざとお仕置きに繋がることをしてみる
パートナーのSっ気が強めなら、わざとスパンキングしてもらえるシチュエーションを作るのも良いでしょう。
積極的にエッチを迫って「エッチな子でごめんなさい…」と謝ったり、挿入前にイって「我慢できなくて…」と漏らしたりなど、悪い子に徹することでお仕置きしたくなる雰囲気を作ります。
重要なのは、相手を本気で怒らせないこと。相手に痛い思いをさせたり、周りに迷惑をかけるのはNGです。雰囲気が悪くなってしまうと、スパンキングどころか、その日はラブタイム自体できなくなってしまいます。
スパンキングは安全に!刺激的なラブタイムを楽しんで
スパンキングはSMプレイの1つではありますが、軽く叩く程度であれば、普段のラブタイムのちょっとしたスパイスになります。特に道具を用意しなくてもトライできるので、手軽に取り入れられることも魅力です。
ただし、あくまで合意の範囲内で、無理なく楽しむことが重要!OK・NGの線引きを必ずした上で、お互いを思いやりながら、刺激的なプレイを楽しんでみてくださいね。