伸長位(締め小股)は気持ちいい?足ピンでイキやすい体位を画像で解説!
伸長位(しんちょうい)とは、女性が仰向けに寝て足を伸ばし、男性が女性にまたがってペニスを挿入します。女の子が足を閉じることでペニスを締め付けられるのが特徴です。正常位の変形型となる体位ですが、まだ聞いたことのない女性も多いのではないでしょうか。
しかし伸長位は、認知度は低いものの一番好きな体位としてあげる女性もいるほどの快感を得やすい体位です。ペニスがクリトリスに当たりやすい姿勢となるので、クリトリスでの外イキもしやすいといわれています。
また、足を閉じて伸ばすことによる締め付け感も強く、男性にとっても「中出ししやすい体位」として人気の体位。上手くいけば男女ともに大きな快感を得られる理想的な体位といえます。
ここでは伸長位のメリットやデメリット、正しいやり方や上手くできない時のコツについて、画像を交えながら詳しく説明しています。ぜひ最後まで読んで、パートナーとの充実したセックスライフの参考にしてみてください。
伸長位とは?どんなセックスの体位?
伸長位とは、正常位の状態で女性が足を閉じて伸ばした姿勢を取る体位のことです。数ある正常位のバリエーションの中の一種とされています。
江戸時代に作られたとされるセックスの体位を集めたマニュアル「江戸四十八手」にも載っている体位で、「締め小股」とも呼ばれています。その名の通り太ももでペニスを締め付けることで、男性が強い圧迫感を楽しめる体位です。
女性側は、膣内の圧迫を味わいながら、ペニスがクリトリスを擦る快感が楽しめます。足をまっすぐ延ばすことで下半身に力も入りやすく、中イキしやすい体位といわれています。
伸長位では女性が足を上げずに仰向けに寝転んだ状態となりますので、男性は女性の足のわずかなすき間から挿入することになります。そのため通常の正常位よりも挿入は浅くなるものの、性器同士の摩擦感は強くなることが特徴です。
また、女性の足がお互いの身体の間に入らないことで男性側も近づきやすくなるため、お腹や胸が隠せるというメリットも。身体を見せることに抵抗がある女性にもおすすめのセックスプレイです。
他にも、挿入が浅く女性の身体にあまり負担がかからないことから、妊娠中におすすめの体位ともいわれています。ただし、妊娠中でおなかが張っているときや体調が悪いときにはセックス自体を控えるようにしましょう。
セックスの時に伸長位をするメリット・デメリットとは?
伸長位にもメリットとデメリットがあります。
伸長位をするメリット
伸長位のメリットはさまざまですが、主なものとしては以下の点が挙げられます。
小股、太ももで締め付けをコントロールできる
伸長位は48手で「締め小股(しめこまた)」とも呼ばれています。そこから想像できる通り、伸長位は女性側が太ももを使って圧迫感をコントロールする体位。女性が太ももを締めると膣内も収縮するため、パートナーの反応を見ながら調整することができます。
伸長位は向かい合った体位ですから、相手の表情を見ながらコントロールできるのもポイントです。締め小股ならば、相手の気持ち良さそうな表情も間近で見られるでしょう。
その一方で、太ももをコントロールするのは難しそう…と感じるかもしれません。しかし、伸長位は太ももに力を入れてキュッと絞めるだけで、特別なテクニックは不要。
簡単にパートナーを気持ち良くできますから、「彼氏がなかなかイケない」「ペニスに対して膣がゆるいかも」など悩んでいる女性はぜひチャレンジしてくださいね。
膣が締まるので男性にとってイキやすい体位ですが、伸長位は女性も気持ち良くなれるセックス体位です。その理由は次の項目で詳しく解説します。
クリトリスも気持ちいい
伸長位では挿入が浅い分、ピストンで抜き差しされるたびにペニスがクリトリスを刺激します。そのため外イキしやすい女性にもおすすめの体位です。
また、男性のピストン運動のスピードや強さによって、膣内への刺激はもちろんクリトリスへの刺激も比例して強まっていきます。中イキが未経験の女性でも、挿入されながら外イキすることができるため、中イキの練習にもぴったりの体位です。
足ピンできる
伸長位における大きな特徴が、女性のまっすぐ伸ばされた足。足ピンオナニーを好む女性が多いことからも分かるように、女性は足を伸ばしている時の方が快感を得やすいとされています。足をまっすぐ伸ばすと内股に力が入り、上半身はリラックスしたまま下半身全体に力が入りやすくなるためです。
伸長位では、そんな足ピンオナニーでの姿勢と同じ姿勢でペニスを挿入することができます。「オナニーではイケるのに、セックスになるとイケない」とお悩みの方は、まずオナニー時と近い体勢がとれる伸長位を試してみるのもおすすめです。
イキやすい体位
正常位でのセックスは女性の腰が浮き、床に下半身がつかなくなります。対して伸長位(しめ小股)では、女性の下半身が完全に床についた体勢になり、ペニスを挿入する角度がほかの体位よりも大きくなるでしょう。それでいて挿入自体は浅くなり、ペニスは自然と膣の入り口付近を刺激することになります。まさにその角度と深さの付近にはGスポットがあることから、いつものエッチより中イキしやすい体位になるでしょう。
さらに、伸長位では女性側が圧を自由にコントロールできるので、「足を伸ばしてイクことが癖になっている方」や「中イキしてみたいという方」は、伸長位からGスポットへの刺激に慣れてみるのも良さそうです。
また、ここまでご紹介したクリトリスやGスポットへの刺激でオーガズムを迎える方法について、参考になる動画とSNSの投稿を紹介します。合わせてチェックしてくださいね。
中イキができないことで悩んでいる方や、パートナーを中イキさせてあげたい方に!
中イキにはGスポットへの刺激が必要です。
まずはこの方法でGスポットを探り当てましょう👈中イキどころか、潮吹きまでできてしまうかも⁉️ pic.twitter.com/dCYdicpG0Z
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身体のコンプレックスをカバーできる
伸長位では、男性は女性の身体のすぐ横に手をついて覆いかぶさるような体勢になります。そのため身体全体を見られる不安が少なく、相手の顔が見えやすいのも伸長位の特徴です。
胸が小さかったりお腹がたるんでいたりと身体にコンプレックスがあると、せっかくのセックスタイムも上手く集中できないもの。女性が快感を得るためには、リラックスした状態に近づくことが何よりも大切です。
伸長位なら相手から自分の身体があまり見えないので、安心してセックスに集中することができます。セックス中、身体を見られることに抵抗があるという方は伸長位でのセックスもぜひ検討してみましょう。
妊娠中でもできる体位
妊娠中のセックスでは、以下のような点に注意する必要があります。
①お腹を圧迫しない
②うつ伏せは厳禁
③母体にとって無理のある姿勢はしない
伸長位はこの条件をすべてクリアした、妊娠中にもおすすめの体位です。NG行為とまではいきませんが、深い挿入を長時間行うこともなるべく避けた方が賢明ですので、挿入の浅い伸長位はその点でもぴったりの体位となります。
またクリトリスやGスポットを刺激したり女性がコントロールできたりする伸長位は、外イキでも中イキでも女性がイキやすい体位。妊娠中の身体をケアしながら気持ちよくなることができますので、妊娠時の体位にお悩みの方はぜひ伸長位を取り入れてみてください。
伸長位をするデメリット
女性にとってメリットの多い伸長位ですが、もちろんデメリットもいくつか存在します。しかしこれから挙げるデメリットは、伸長位でのセックスに慣れていく過程である程度まで解消することも可能です。
デメリットの有無は、相手や自分の性器の形やサイズ感によっても異なります。お互いに気持ちよくなるよう、無理のない範囲で挿入する角度や身体の姿勢などを変えながら試してみるのもおすすめです。パートナーとコミュニケーションを取りながら、充実したセックスライフを目指しましょう。
挿入が浅く、抜けやすい
伸長位で最も大きなデメリットが、挿入が浅くなってしまう点です。せっかく気持ちよくなっている時にペニスが抜けてしまったら、セックスのムードも何となく盛り下がってしまうもの。伸長位ではペニスがなるべく抜けにくくなるように、太ももをキュッと締めてあげることがポイントです。
また激しく動きすぎてしまうことも抜けやすくなる原因となりますので、伸長位のセックスではじっくりとペニスの感触を味わうようなプレイを楽しみましょう。ピストン運動で得る気持ちよさとはまた違った快感が味わえるかもしれません。
下付きだと挿入しにくい
女性の膣の形や位置には個人差があります。身体の正面側に近い場所に膣があれば「上付き」、身体の背中側に近ければ「下付き」といわれています。下付きか上付きかによって女性の感じやすい体位も変わってきます。
とはいえ自分の膣の位置がどちらなのか分からないという女性も多いかと思います。目安としては、肛門から膣までが4センチ以上離れているかどうかで判断することが可能です。
伸長位は女性が下ろした状態の足の間から挿入する体位ですので、女性側の膣が下付きの場合、挿入するのが非常に難しくなる可能性があります。伸長位で挿入しづらいと感じた際は、一度膣の位置をチェックしてみるのもおすすめです。
ほかにも、下付きの場合は挿入する位置から太ももが遠くなるため、男性のペニスの長さによっても難易度が変化します。お互いの性器の形や位置を確かめながら探っていくことが大切です。
男性が動きにくい
伸長位をしている時、男性側は挿入しながら身体をのけぞるような体勢になります。これは男性に柔軟性がないと、やや難易度の高い体勢です。体が硬い男性だと挿入するので精一杯というケースも出てくるかもしれません。
さらに、その状態でスムーズに腰を振れるようになるまでは、ある程度慣れることが必要です。伸長位での男性の動きづらさを改善するには、体勢を安定させることがポイント。もしパートナーが動きづらそうにしていたら、両手と両ひざの四点が安定するよう調整してあげましょう。
また男性が動きづらくなってくると、だんだんと女性側に体重がかかってきてしまうこともあります。腰を上手く動かすことに夢中になって男性が気付いていない可能性もありますので、そんな時は我慢せずしっかり伝えていくよう心がけてください。
足を伸ばしてイクことに慣れていないと中イキしにくい
伸長位のメリットでは中イキのしやすさについて触れましたが、普段のセックスやオナニーの仕方によっては、伸長位ではかえってイキにくいというケースもあります。
足ピンでイクことに慣れている女性がいるように、女性の中には足を曲げてイクことに慣れている人も。後者の場合、足を伸ばして力を入れることに慣れていないため、伸長位での中イキのしやすさは感じにくくなります。
もちろん決してどちらが良いという訳ではなく、本来であれば足を伸ばした状態でも曲げた状態でもオーガズムを感じられることが理想的。足を曲げてイクことが習慣化している時は、伸長位でクリトリスやGスポットを刺激しながら新しい快感を楽しんでみるのもおすすめです。
足がつりやすい
長時間にわたって下半身に力を入れ続けると、足がつることがあります。伸長位は挿入からフィニッシュまで続けて行うよりも、ほかの体位と組み合わせながら活用することがポイント。正常位から変化させたり最初の体位として取り入れたりすると、伸長位の気持ちよさもよりアップします。
たまに力を抜くなど身体への負担もケアしながら、上手に活用していきましょう。
伸長位の正しいやり方と種類を画像で紹介
伸長位は横になった女性の上から挿入する一見シンプルな体位ですが、挿入が浅いため初めてトライする場合は上手く入らないこともあります。しかし男性側の足の位置や女性の動き方によって、調整することが可能です。
ここでは伸長位の正しいやり方と、上手くできない時の工夫ポイントについて解説。また伸長位の状態から移行しやすい「しがらみ」や「千鳥」といった体位も紹介していきます。
挿入の角度や位置を変えてみると、新しい快感が味わえるかもしれません。伸長位からスムーズに移行できる体位を覚えておくとセックスの幅もより広がりますので、ぜひ参考にしてみてください。
伸長位の正しいやり方
伸長位をする時は、以下のような順序となります。
①女性が足を閉じたまま仰向けに寝る
②男性が女性の太ももあたりに、覆いかぶさるようにしてまたがる
③男性が女性の太ももをかき分けてペニスを挿入
④抜けやすくならないよう、女性が太ももをしっかりと締める
ペニスを挿入する際は男性が足を開き、閉じている女性の足を囲うようにして挟むことがコツです。女性も挿入する際は、少しだけ足を開けてあげると相手が挿入しやすくなります。
上記のやり方でも上手く挿入できない場合は、
- 正常位から挿入したまま移行する
- 女性の腰の下に枕やタオルを敷き、少しだけ腰の位置を高くする
- 挿入後は足首を交差させてきつく締める
といった方法も試してみましょう。
伸長位の豊富なバリエーション
伸長位では、姿勢を変えたり足の位置をかえたりすることで、また違った締め付けや快感を楽しむことができます。すでに名前のついている体位となってしまうため厳密にはアレンジとは言えませんが、新しい角度や姿勢になることでよりセックスタイムを充実させることが可能です。
伸長位ではあまり快感を得られなかったという女性は、ぜひこちらも試してみてください。
しがらみ
しがらみは江戸四十八手にも載っている体位の一つ。伸長位の状態から、男性側も足を伸ばして女性に抱きつくように密着する体位のことで、「伸展位」とも呼ばれています。
数あるセックスプレイの中でも身体のほとんどが密着した体位で、言葉をささやき合ったりキスをしたりと存分にイチャイチャできる点が特徴です。
激しいピストン運動で行う情熱的なセックスというよりも、お互いの表情や体温を確かめ合って安心感や幸福感で満たされるセックスになりますので、セックス中の小休止に取り入れてみてはいかがでしょうか。
千鳥
こちらも江戸四十八手に登場する体位の一つ。伸長位で伸ばしている女性の足を曲げて、足の裏がお尻に当たるように背中側へ折りたたみます。
ほかの体位よりもやや難易度が高く女性側の柔軟性が必要となりますが、上手くできれば腰が自然と高くなるメリットが生まれます。腰の位置が上がれば男性もピストンがしやすくなる上に、強烈な締め付けでペニスを圧迫することもできます。
伸長位から移行するのが難しい場合は、一度「女の子座り」をした状態で上半身だけ倒してみましょう。この姿勢がきつくないようであれば、あとは挿入するだけですのでこちらの方がスムーズです。
ただし、長くやりすぎると足がつったりしびれたりする原因にもなります。長時間千鳥の状態でいることのないよう注意してください。
伸長位の気持ちよくなるコツと注意点
気持ちいい伸長位をするためには、男女ともにそれぞれが行うべきポイントがあります。せっかく中イキしやすく快感も強い伸長位をするのなら、デメリットをカバーできるコツも合わせて知っておきましょう。
ここでは伸長位で最大限に気持ちよくなるためのポイントとともに、伸長位で気を付けるべき注意点についても紹介していきます。「伸長位がうまくできない」「あまりメリットが感じられない…」という方は、ここで紹介するコツや注意点をクリアしているか、まずチェックしてみてください。
伸長位を上手くやるコツ
伸長位をやりやすくするコツは、
- 太ももに力を入れて膣圧をコントロールする
- 男性には小刻みに動いてもらう
- 密着度が高くなるので、お互いの身体を愛撫する
この三点です。挿入の浅い伸長位では、抜けやすいことが最大のデメリット。二人で気持ちよくなるためにはできるだけ女性側が下半身に力を入れて、ペニスが抜けないように膣圧をコントロールしてあげましょう。
また男性には激しいピストンや深めのピストンではなく、小刻みかつ丁寧に動いてもらうとベスト。抜けないよう注意しながら、お互いに気持ちいいと感じる姿勢や場所を伝え合っていくと、だんだんと快感を得られる動きが分かっていきます。恥ずかしがらずにコミュニケーションをとることも、伸長位を楽しむポイントです。
伸長位ではお互いの距離もかなり近くなります。挿入した状態でお互いの身体を愛撫したり、キスを楽しんだりするのも、密着度の高い伸長位ならではの醍醐味。ピストンすることだけにこだわらず、じっくり濃厚なセックスタイムをとことん味わってみてください。
伸長位をするときの注意点
伸長位でセックスする時に注意したいポイントは、伸長位でばかりイってしまうと、ほかの体位で中イキができなくなってしまうということです。伸長位は、足を伸ばした状態でクリトリスも刺激される快感の強さがメリット。
しかし、あまり伸長位でばかりフィニッシュを迎えてしまうと、脳が伸長位の姿勢でないとオーガズムを感じられなくなってしまう危険性があります。伸長位ばかりしてしまっていると感じた時は、一度ほかのバリエーションも取り入れてみるようにしましょう。
一番イキやすいやり方ばかりにこだわっていると、後々イキにくい体質になってしまう恐れもあります。伸長位で中イキを練習する場合にも、たまには足を開いた状態でオーガズムを迎えるようにしてみてください。
伸長位のまとめ
男性には強い締め付け感があり、女性は外イキも中イキもしやすいのが伸長位の一番の特徴です。
激しく動くことは難しいですが、丁寧なストロークで小刻みに動くことでジワジワとのぼるような快感が味わえます。
さらにМ気質のある女性なら、男性に身体を囲まれる体勢で動きを制限されているような楽しみ方もできるかもしれません。正常位のようにメジャーな体位ではありませんが、マスターしておけばセックスの幅もぐっと広がる万能タイプのセックスプレイです。
その万能さや気持ちよさからも、好きな体位と言われる理由もよくわかりますね。
ただし、足を伸ばした状態でないとイクことができなくなってしまう危険性もあります。あまり頻繁に使用しないよう気を付けながら、たまの変化球として活用するのが良いでしょう。
ぜひ中イキしやすい伸長位をマスターして、二人で気持ちよくなるオーガズムを体験してみてください。
また、最後に以下の動画を紹介します。セックス中の体位や、おすすめの組み合わせについて解説しています。伸長位以外の体位にも挑戦してみたいと考えている方や、もっと彼と密着する体位について知りたい!という方はぜひ参考にしてみてください。
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