コンドームのつけ方間違ってるかも?ゴムの正しい装着方法や注意点を解説!
- なぜコンドームは必要なの?生エッチのリスクについて
- 間違えてませんか?コンドームのつけ方
- コンドームの正しいつけ方
- こんな時にもコンドームは必要!
- 「生エッチ」になりがちなシチュエーションに注意
- コンドーム装着時の10個の注意点
- コンドームのつけ方まとめ
コンドームは、妊娠や性感染症を防ぐために、男性側に装着する避妊具です。望まない妊娠や恐ろしい性感染症は、誰でも避けたいもの。セックスを安全に楽しむために、コンドームを必ず使用するように心掛けましょう。
しかし、男性がつけようとしなかったり、装着時に時間がかかりムードが壊れたりなど、コンドームには厄介な点もあります。そこで、プレイの一環として女性がコンドームをつけてあげると、セックスが安全になるだけではなく男性も興奮して一石二鳥です。
エッチなムードで彼を興奮させたいときは、口でコンドームを付けてあげるのがおすすめ。前戯の流れから自然につけることができますし、彼も興奮度が高まり、コンドームをつける時間が素敵なラブタイムになるかもしれませんよ。
今回はコンドームの正しいつけ方や注意点について、詳しく解説します。ぜひチェックして、彼と一緒に安全なセックスライフを楽しんでくださいね。
なぜコンドームは必要なの?生エッチのリスクについて
男女ともに、コンドームをつけずに行う生のセックスのほうが好きな人は多いです。「生のほうが強い快感が得られるから」という意見も多いですが、その気持ちよさの裏側にはさまざまな危険が潜んでいます。特に避けたいのは、望まない妊娠や性感染症です。
リスク(1)望まない妊娠
「生セックスでも外出し(膣外射精)をすれば妊娠しない」と思っている人は多いです。
しかし、射精前の我慢汁(カウパー汁)にも精子が含まれているので、外出しでも妊娠するリスクはあります。抜くタイミングを間違えれば、精液が膣内に出てしまうこともあります。
着床しにくい(精子と卵子が出会いにくい)と言われている「安全日」も、妊娠リスクがあるので要注意。生理周期はストレスなどで簡単にずれてしまいますし、精子の寿命は3~5日程度と言われているため、安全日だと思っていても妊娠する可能性はあるのです。
リスク(2)性感染症
梅毒・淋病・クラミジア・エイズなどの性感染症(STD)は、性行為に伴う粘膜同士の濃厚な接触で感染します。
症状の現れ方は病気によって異なり、無症状の場合もあるのですが、女性の場合は膣の不快感、おりものの異常などが多いです。また、性感染症が不妊の原因になる可能性もあります。
他にも、性感染症の中にはクラミジア・淋病・梅毒のように、フェラチオなどのオーラルセックス(口腔性交)で感染する病気もあります。コンドームを装着して行うフェラ(ゴムフェラ)は、オーラルセックスでの性感染症を予防するためには必須です。
間違えてませんか?コンドームのつけ方
コンドームには正しいつけ方がありますが、実は「多くの人が間違った使い方をしている」という統計結果も出ています。
特に、日本人男性には包茎(仮性包茎)が多く、これが原因で正しく付けられていないこともあるようです。そこで、ペニスの状態別に、よくあるコンドームの間違ったつけ方を確認しましょう。
間違い(1)仮性包茎の場合
仮性包茎とは、非勃起時に包皮を被っているペニスのことで、日本人の約7割が該当すると言われています。そんな仮性包茎に多いコンドームの間違ったつけ方は、亀頭(ペニスの先端)だけにつけると言うもの。
主な原因は、ペニスの包皮が多いため、コンドームを根元まで下げることができないことです。セックス中にゴムが取れる可能性が高く、避妊に失敗するリスクもあります。
間違い(2)真性包茎の場合
真性包茎とは、勃起してもペニスが包皮を被っている状態のことで、成人男性の中にも数パーセントいるそうです。真性包茎に多い間違ったコンドームの使い方は、無理やり包皮を剥こうとすること。
しかし、真性包茎の場合は包皮と亀頭が癒着しているため、無理に剥こうとすると傷みや出血に繋がることもあります。真性包茎の場合は、包皮の上からコンドームを装着するのが基本です。
コンドームの正しいつけ方
コンドームを正しく装着できれば、妊娠や性感染症のリスクを限りなくゼロに近づけることができます。改めて、正しいコンドームの付け方を学んでおきましょう。
コンドームの正しい装着手順
- 仮性包茎の方は、皮を根元まで剥く(毛を巻き込まないように注意)
- 空気が入らないよう、コンドームの先端(精液だまり)をおさえておく
- コンドームをペニスに乗せ、素早く根元まで下ろす
- 一度根元まで下ろしたら、包皮を中に入れるために、ゴムを先端のほうに動かす
- 改めてコンドームを根元まで下ろす
こんな時にもコンドームは必要!
「コンドームは挿入の時にだけ使うもの」と思っている人も、多いのではないでしょうか?しかし、挿入する時以外でも、コンドームが必要になるシーンがあります。それぞれの理由と装着方法をご紹介します。
(1)ラブグッズ(バイブやディルドなど)を使う時
彼とのラブタイムやひとりエッチを楽しむために、ローター・バイブ・ディルドなどのラブグッズを使う人は多いかと思います。これらは膣内への挿入もできますが、その際にはコンドームを使用しましょう。
コンドームが必要な理由は、ラブグッズに付いた雑菌から膣を守るためです。また、ゴムを使うことで、後片付けが楽になる、機械の故障を防げるなどのメリットもあります。
ラブグッズへのコンドームの付け方は、基本的にはペニスに付ける方法と同じです。挿入する側の先端にコンドームを当てて、スルスルと被せていきましょう。
また、もしディルドを使っているなら、彼に付けるのを意識して「口でつける練習をする」のもおすすめ!あらかじめウェットティッシュなどでディルドを拭いておき、衛生面に気をつけつつ行うようにしてください。
(2)オーラルセックスを行う時
彼のペニスを咥える「フェラチオ」をする女性も多いでしょう。しかし、先述のとおり、フェラチオでも喉に細菌・ウイルスが感染し、性感染症を起こることがあります。そのため、フェラチオをする際は生フェラではなく「ゴムフェラ」のほうが安全です。
ゴムフェラを行う場合は、女性が手や口で彼のペニスにコンドームをつけてあげるのも良いでしょう。口でのコンドームのつけ方は、
- 精液だまりを唇に咥える
- 亀頭部に裏面(男性側)を押し当てる
- ペニスを咥えるように、コンドームを根元まで下ろす
という流れです。ゴムフェラは生フェラより感じにくいので、プレイ中は手コキも併せて行うと良いでしょう。
(3)素股プレイを行う時
素股プレイとは、ペニスを女性の太ももやお尻に当てて行う疑似挿入です。本来挿入を伴わないため、妊娠のリスクは低いと言われています。しかし、ペニスと膣が近づく以上、妊娠のリスクがないとは言えません。
特に、素股と似たプレイである「マンズリ」になってしまうと、さらに妊娠のリスクは高くなるため、妊娠を望まない場合はコンドームの装着が必須となります。
素股プレイを行う時のコンドームを付けるタイミングは、十分愛撫をして彼のペニスを立たせてからがおすすめです。女性が男性にしてあげるプレイですので、女性がコンドームを付けてあげると、良いムードをキープできます。
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(4)アナルセックスを行う時
アナルセックスとは、彼のペニスをお尻に挿入するプレイのことです。
膣に挿入しないため妊娠のリスクはゼロですが、性感染症などの病気が起こる可能性はあります。また、お尻にペニスを挿入しますので、男性側には尿道炎・膀胱炎などの尿路感染症のリスクもあります。これらの病気を防ぐためにも、アナルセックスを行う際は、必ずコンドームを使いましょう。
アナルセックスの場合は、男性が自らコンドームを装着してくれることが多いです。そのため、正しく装着できているかをチェックするだけで良いでしょう。万が一正しく装着できていなければ、優しく直してあげてくださいね。
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「生エッチ」になりがちなシチュエーションに注意
コンドームの着用が大切だと理解していても、イチャイチャした流れで生エッチになってしまった…なんてこともあるかもしれません。
普段は協力的な男性でも、その場の流れで生エッチになりがちなシチュエーションも存在します。エッチなムードを壊したくない気持ちも分かりますが、必ずパートナーにコンドームの着用をお願いしましょう。
とはいえ、できる限り事前に対策できると嬉しいですよね。ここでは、生エッチになりがちなシチュエーションと、対策案をご紹介します。
シチュエーション(1)お風呂場でのセックス
「流れで生エッチになりやすいシチュエーション」と聞いて、1番最初に思いつくのがお風呂セックスです。
「一緒に入浴しよう」という話から、お風呂場に向かう人が多いと思います。そこからイチャイチャしているうちに、性的興奮が高まり、愛撫やオーラルプレイだけでは我慢できなくなる可能性も。
ベッドに移るには、一度バスタオルで体を拭かねばならず、せっかく盛り上がった興奮が冷めてしまいます。そういった状況で、中にはお風呂場での生エッチに至るカップルも多いのではないでしょうか。
この場合は、「のぼせてきちゃった」と、彼に言ってみましょう。ベットで彼にクールダウンしてもらいながら、徐々にイチャイチャしていけば、甘いムードも再開するかもしれません。
シチュエーション(2)モーニングセックス
モーニングセックスは半分寝ぼけた状態で行なわれると言えるでしょう。特に、前の晩にセックスをしている場合は、余計に肉体的にけだるく、頭がボーッとしていることも。
その状態で、手探りでコンドームを探すまでの気が回らず、生エッチに至る可能性も考えられます。
このような時のために、手の届きやすいところにコンドームを置いておくのがおすすめです。恥ずかしい場合には「寝起きもイチャイチャしたいから…」と可愛く提案してみるのがオススメです。
シチュエーション(3)生理中のセックス
中には「生理中は妊娠しないから生エッチOK」という考え方の男性もいるので注意が必要です。
セックスの刺激によって一定だったはずの排卵タイミングが早まる場合もありますし、精子は約3日間生き続けるので、妊娠の可能性はゼロとは言い切れません。
また、女性は生理中にセックスをすると感染する可能性が高いと言われています。特に生理中の体はデリケートなので、普段と同じセックス内容でも性器が傷つき、そこから感染する場合もあります。
生理中のセックスにはさまざまなリスクがありますので、女性の体を考慮する必要がある時期であることを、相手にしっかりと伝えることが大切です。
上記のことから、生理中は挿入せず可能な範囲でラブタイムを充実させるのがおすすめです。素股(すまた)やフェラチオなど、挿入せずに彼に気持ちよくなってもらう方法を取り入れてみましょう。
コンドーム装着時の10個の注意点
実は、コンドームは正しい方法で装着していないと、1割ほどの確率で妊娠してしまうと言われています。他にも、装着時やピストン時に痛みがあったり、装着に時間がかかり雰囲気が台無しになったりすることもあります。
そこで、コンドームを装着する際の注意点をまとめて確認していきます。
注意点(1)爪で傷をつけない
注意点(2)表と裏に気をつける
コンドームには表と裏があります。逆向きに装着しようとするとリングが根元に下りず、正しく装着できません。最近のコンドームには、表裏がわかるように袋に文字が書かれているものがありますが、書き方が統一されていないため注意しましょう。
- 女性側(オモテ):膣に触れる側。外側とも言えます
- 男性側(ウラ):ペニスに触れる側。内側とも言えます
ほとんどの場合、精液だまりなどの先端部分が飛び出していますので、それを基準に確認すると良いでしょう。男性側(精液だまりが飛び出していないほう)を彼氏のペニスに向けてつけるようにしてください。
なお、一度表裏を間違ってつけたものを、裏返して付け直すのはNG。亀頭に触れた時点で、精子が付着している可能性があります。
注意点(3)包皮を根元まで剥く
亀頭に皮が余った状態でコンドームをつけると、挿入後にズレて精液が漏れる恐れがあります。彼氏が仮性包茎の場合は、包皮を根元までむいてからコンドームを装着しましょう。
ただし、真性包茎やカントン包茎で包皮を剥くと痛みがある場合は、そのままコンドームをつけるようにします。
注意点(4)陰毛を巻き付けない
コンドームに陰毛が巻き付くと、男性側が痛いだけではなく、コンドームに負荷がかかって破れやすくなります。
ペニス下部の陰嚢まわりの陰毛は特に絡みやすいため、包皮と一緒に陰毛も根元のほうに集めます。彼氏が毛深い場合は、短く切り揃えてあげるのも良いでしょう。
注意点(5)空気を抜く
空気を抜くときは、指の腹で精液だまりをつまむようにして、決して爪で触れないように注意が必要です。
注意点(6)使用期限に気を付ける
コンドームには、使用期限があります。期限切れのコンドームは劣化していて、す破れる可能性が高いため危険です。パッケージに記載されている使用期限を必ずチェックして、期限が切れているものは使わないようにしましょう。
注意点(7)使用済みコンドームを再利用しない
一度使ったコンドームは、絶対に再利用してはいけません。どれだけ入念に洗っても、精液や細菌、ウイルスを除去することはできないからです。一度射精したら、その都度新しいものに取り換えるようにしてください。
注意点(8)2枚重ねにしない
コンドームの避妊効果を高めたいからといって、2枚重ねにしてはいけません。重ねたコンドームは、それぞれが摩擦し合うことで破れてしまいます。安全性を高める最も効果的な方法は、1枚のコンドームを正しく使用することです。
注意点(9)コンドームは油分に弱い
コンドームに、ハンドクリームやベビーオイルなどの油分を含むクリームを塗ってはいけません。コンドームは油分に弱い素材で作られていて、油が付くと破れやすくなるからです。滑りを良くしたいときは、ウォーターベースのラブローションを使ってください。
注意点(10)合わないコンドームを無理につけない
コンドームを女性が用意すると、彼氏のペニスと合わないことがあります。大き過ぎるコンドームの場合、行為中に外れてしまう可能性が高いです。小さいサイズを無理につけようとすると、彼氏が痛がるだけではなく、行為中に破れてしまう危険性があります。
サイズや素材など、必ず2人に合ったコンドームを選ぶことが大切です。
コンドームのつけ方まとめ
コンドームによる避妊や性感染症予防を確実にするためには、正しい方法で使用することが大切です。今回紹介したつけ方や注意点を、しっかり覚えておきましょう。
口でつける方法はなかなか慣れないかもしれませんが、愛をもって丁寧に装着してあげると、きっとその後のセックスも盛り上がるはず!コンドームのつけ方や使い方をマスターして、彼とのセックスライフを安全に楽しみましょう。