［女医が教える］膣トレの正しいやり方と効果！嬉しいメリット5つ
「膣トレ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。近年密かにブームとなりつつある「膣トレ」ですが、「膣トレに興味がありますか？」というアンケートをサイト内で実施したところ、予想以上に多くの女性が「イエス」と答える結果となりました。
そもそも「膣トレ」とは、「膣トレーニング」のことで、具体的には、骨盤底筋という骨盤の底にある筋肉を鍛えるトレーニングのことです。膣トレには膣の締まりが良くなるといったセクシャルな意味だけではなく、女性にとってさまざまなメリットがあるのです。
膣トレをするメリットとは？
まずは、セクシャルな意味合いでの膣トレのメリットから順番にお話していこうと思います。
メリット（１）自分の感度が上がる
膣トレをすることで膣の「締まり」が良くなって、自分自身の感度が上がる…と短絡的に考えがちですが、実はそればかりではありません。
確かに、ぎゅっと締まりが良くなることで感じやすくなるかもしれませんが、その効果は、後でお話する「パートナーによりいっそう感じてもらいやすくなる」というメリットのほうが大きいです。
女性の感度に関しては、膣トレをすることで、骨盤内の血液循環が上がり、代謝が良くなることで感度が上がるという効果のほうが高いです。締まりが良くなるだけではなく、美肌効果やセクササイズも期待できるので、自分にとっても良いことづくめですね。
メリット（２）彼の感度が上がる
膣トレをすることで膣の「締まり」が良くなると、あなたのパートナーは、よりあなたとのセックスで快感を得やすくなるでしょう。
セックスの体位によって締まり具合も違いますし、ペニスサイズなども人それぞれなので一概には言えません。しかし、たとえば同じ正常位でも、膣トレをしてからのほうが、「いつもよりもなんだか締めつけてくる」と感じる男性は多いのではないでしょうか。
力の入れ具合を調整できるようになると、体位によって膣の締まりにバリエーションをつけることができて良いかもしれませんね。
メリット（３）コアガスムを感じるようになる
コアガスムとは、性的なことを考えたり行為に及んでいるときでなくてもオーガズムに達してしまうことを言います。
コアエクササイズと呼ばれるヨガなどを行うと、脳内にアドレナリンやエンドルフィンが分泌されることで腹筋や脚の筋肉が緊張します。その神経刺激が骨盤底筋に伝わり、骨盤底筋が振動することが膣に影響を与えるからではないかと言われています。
骨盤底筋を鍛える膣トレによって、よりコアガズムに達しやすくなるのは、医学的な根拠としてはまだ立証されていないのですが、関連は深そうです。コアガズムを感じる人は、セックスのときも感度がかなり高いといわれているので、試してみる価値はありそうです。
メリット（４）子宮脱の防止
加齢とともに、筋肉はどんどん弱くなっていきます。高齢になり、骨盤底筋の「支える力」が弱くなると、骨盤底筋によって今まで支えられていた子宮が膣から出てきてしまうことがあり、これを「子宮脱」と言います。
骨盤底筋をしっかり鍛えてあげることによって、子宮脱を防止し、感染などの二次的な疾患の予防にも繋がります。
メリット（５）尿漏れの防止
加齢によって骨盤底筋が弱くなることで起こる尿漏れや頻尿といったものが、骨盤底筋をしっかり鍛えてあげることによって防げます。
骨盤底筋は、膣を引き締めるというだけではなく、子宮を支えていたり、排尿にも関わっていたりする大切な筋肉。骨盤矯正にも、骨盤底筋は重要な意味があるので、体型維持や代謝アップとも関連性があります
さらに、インナーマッスルである骨盤底筋を鍛えることで、腸が刺激されて便秘が解消したり、「ぽっこりお腹が引き締まった！」という女性もいます。
また、月経中にお手洗いで経血を自力で排出するということも出来るようになるので、「月経血コントロール」として取り組んでいる女性もいます。
膣トレはどうやるの？
では、膣トレはどのように行えば良いのでしょうか。
簡単なやり方としては、電車に乗っているときや座ってデスクワークをするときに、おしりの穴をぎゅっと締めたり緩めたりという体操をしてあげることです。ゆっくりとした呼吸に合わせて、「膣をぎゅっと締める」イメージを頭の中でしながら行うと良いです。
エクササイズを効率よく行うためには、お風呂の中ですることがおすすめ。体が温まって、血流が上がった状態が良いでしょう。湯船に浸かりながらリラックスした状態で、膣と肛門を締めたり緩めたりしてみてください。
他にも、『インナーボール』を使った膣トレ方法もあります。締めたり緩めたりでは物足りないという人は、膣トレボールを使ってエクササイズしてみるのも良いかと思います。日々の積み重ねが大切ですので、上手に取り入れて使ってみてくださいね。
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膣トレ開始のサインとは？
考えたくはないけれど、考えなくてはいけない「膣の緩み」。ラブコスメで実施したアンケート『膣トレに興味はありますか？』では、なんと90.9％の女性が「ある」と回答しています。
その緩さの1つの基準は、彼次第という側面があります。つまり、これまでの彼のセックス経験やサイズ感によっても左右されてしまうのです。
今回は、彼が「ちょっとゆるい…？」と感じている時に現れがちなサインをご紹介します。
サイン（１）ひらすら腰を振る
勃起が不完全のまま腰を振り続けていたら、膣が緩いと感じているサインかもしれません。
挿入してからの男性意識は、「絶対に萎えさせないこと」に集約されます。なぜならそれが男の股間…いえ、沽券（こけん）に関わるからです。彼女の膣が緩いと感じたとしても、勃起し続けるのが男のプライドなのです。
サイン（２）目を合わせない、目を閉じる
男性は嘘をつく時、目をそらす人が大半です。なぜなら嘘をつくのが上手ではないので、目が泳いでいるのがバレてしまうから。
「ちょっと緩いな…」と思いながらあなたの目を見ると、嘘がつけない彼は「緩い＝あまり気持ちよくない」と感じている気持ちを増幅させてしまって、100％勃起を保てなくなってしまうのです。
サイン（３）「締めてみて」と言う
緩いなんて、とても言い出せない。しかし、なんとしてもイカねば！覚醒された頭脳をフル回転させて出たセリフがこれです。
このセリフは、できれば受け入れてあげましょう。動機はどうあれ、締めればそのまま膣トレになります。彼とエッチしながら膣トレもできるなら一石二鳥です。
サイン（４）体位がよく変わる
「締めてみて」の台詞と同様に、ゆるいと言い出せない代わりに、締まる体位を探そうとしています。
一般的に1番締まる体位は、側位だと言われています。横向きに寝ることで、体重が膣圧を上げてくれるという仕組みです。体位がクルクル変わった結果、側位に落ち着くことが多かったら、膣が緩いと感じているかもしれませんね。
どれかひとつでも当てはまったら、膣トレケアを始めよう！
膣トレは、彼を喜ばせるための鍛え方ではなく、もはや女性自身がラブタイムを楽しむためのセクシャルヘルスケアと言えるでしょう。
セクシャルヘルスケアを実施した結果、ラブタイムが盛り上がった。そういう気持ちで膣トレを楽しめれば、「私の膣が緩いから…」と落ち込むこともないでしょう。
そもそも、膣が緩いと言う彼に、一端の責任もないのでしょうか…？もしかしたら、彼のサイズが原因かもしれないのですから！
- ライター：山下真理子さんプロフィール
女医・タレント/山下真理子先生
岡山県出身。医師免許取得後は、医療だけではなく、美容、タレント、モデルとして幅広く活躍している。
著書に「あなたの魅力が10倍増すセックス」「夜のお悩み相談クリニック」の他、写真集「診て感じるクリニック」がある。 ファッション誌やラジオ番組、バラエティ番組にも数多く出演。- 山下真理子先生ブログ
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