中イキできない…女性が中でイけない原因とは?解決方法も紹介
オナニーでもセックスでも、エッチなことをするからにはイクことがゴールと考えている方は多いようです。しかし、そんな中で意外にも多くの女性が「中でイけない」のは、なぜなのでしょうか。
男性はセックスのときにしっかり射精しているのに、女性だけ中イキできないというのは何だか不公平に感じてしまう方もいるかと思います。
中イキできない原因には、さまざまなものが考えられます。性感帯が開発されていないなど準備不足の場合もあれば、解決に時間がかかる心身の問題である場合も。それらの原因がいくつも折り重なっている場合もあるでしょう。
中イキしたいなら、原因を特定して1つずつ解決していく必要があります。
中イキをしたい…経験したことがない女性は59%
中イキとは、さまざまなオーガズムの中でも膣内を刺激されてイクことです。クリトリス(体の外側)でイクことは外イキといいます。
ラブコスメの調査によると、中イキを経験したことがない女性は全体の59%にもなるそうです。
ラブコスメの調査でも、中イキを経験したことがある女性たちによると、「クリトリスとは全然違う」「体の奥から気持ちよくなる感じ」「中イキじゃないと満足できない」などの声が多く見られます。
日々のセックスやオナニーで外イキだけで満足せず、中イキができるようになれば性生活はより豊かになることでしょう。
中イキができない原因とは?解決方法はある?
なぜ女性の半数以上が中イキできないのでしょうか?一概に「これだ」と断定することはできません。さまざまな原因が考えられますし、複数の原因が重なっている場合もあるからです。
以下では、考えられる女性が中イキできない理由を紹介しています。対策法も併せて記載しているので、「もしかしてこれが原因かな?」というものがあれば参考にしてください。
原因(1)膣内の性感帯が開発されていない
セックスやオナニーなど、そもそもの性経験が少ない人が最初に疑いたい原因は、「性感帯が開発されていない」ということです。
女性の体には胸や性器などのさまざまな性感帯がありますが、必ずしも触ればすぐに気持ちよくなれるという訳ではありません。
じっくり刺激を与えることで、「ここを触られると気持ちいい」ということを、あらかじめ脳や体に覚え込ませておく必要があります。これを、「性感帯を開発する」と言います。
特に中イキするために必要な膣内の性感帯は、クリトリスなどと比較すると開発が難しく時間がかかります。まずは、膣内にどんな性感帯があって、どう触ると気持ちいいのかということを知る必要があるでしょう。
ひとりエッチで膣内の性感帯を開発する
性感帯を開発して気持ちよくなるまでには、時間がかかります。「ここは気持ちいいのか?」「どう触るのがいいのか?」など試行錯誤しながら刺激することが望ましいため、パートナーとのセックスの時間だけで開発するのは難しいかもしれません。
膣内の性感帯の開発に取り組むなら、ひとりエッチのときに行うのがおすすめです。
普段のオナニーと同じようにエッチな気分を盛り上げてから、膣内の性感帯を探して刺激してみましょう。具体的にどのような性感帯、開発方法、があるかについて、詳しく説明します。
「Gスポット」は中イキしたい女性なら開発必須の性感帯
膣内の性感帯の中でも特に意識したいのは「Gスポット」と呼ばれる部位です。Gスポットとは、一般的に膣の入り口から2~3cm奥のお腹側にあるエリアのこと。手のひらを上にして指を入れると、指を折り曲げたところにちょうどGスポットがあるはずです。
位置の関係上、Gスポットはセックスするときに男性器と擦れて刺激しやすい部分ですので、積極的に開発していきたいですね。
ただし、女性のオナニーだと指が届きにくい場合もあります。「本当にこの場所で合ってる?」など不安なときは、バイブなどのラブグッズを活用すると、より簡単にGスポットを刺激できるでしょう。
「ポルチオ」も中イキにおすすめ
Gスポットと並んで、もう1つ中イキのために開発しておきたい膣内の性感帯が「ポルチオ」です。
ポルチオは膣の1番奥、膣と子宮の境界部分のことを言います。Gスポットと同じかそれ以上に気持ちいいと言われており、開発した状態で刺激されると連続でイッてしまうような激しいエッチも夢ではありません。
ただし、膣の1番奥にあることから、女性の指ではほとんど届かず、セックスのときもパートナーの男性器のサイズによっては刺激できないことがあります。
ポルチオ性感を楽しむためには、バイブやディルドなどのラブグッズを1本持っておいたほうが良いでしょう。
原因(2)クリトリスへの刺激不足
「中イキしたい」と思うと、つい躍起になって膣内ばかり刺激してしまいがち。
中イキするためには、クリトリスへの刺激も大切です。クリトリスをたっぷり刺激して性感を高めることができたら、その後に挿入したときにも中イキしやすいです。
ラブグッズを使ったクリトリスと膣内の開発方法
膣内の性感帯を早く開発したい方におすすめなのは、膣とクリトリスを同時に刺激すること。中イキできなくてもクリトリスではいける(外イキできる)方が大半なので、クリイキの快感にイク感覚を引っ張ってもらおうという考え方です。
しかし、自分の指で膣内とクリトリスを同時に刺激するのは意外と大変です。どちらか片方がおろそかになりやすいですし、そもそも指でGスポットやポルチオなどを刺激すること自体が難しいものです。
そこで、中イキの練習をするときはラブグッズを使うのがおすすめです。
ローターや電マなどさまざまなラブグッズがありますが、特に使いたいのがクリバイブ付きの挿入タイプのバイブ。二股に分かれており膣内とクリトリスを同時に攻めてくれるため、膣内の性感帯開発にピッタリです。
以下ではそんなクリバイブ付きバイブのおすすめ商品を3つご紹介します。
クリバイブが付いていることも大切ですが、先端が湾曲しているのもポイントです。この形が膣内の性感帯であるGスポットにぴったり収まって、中イキの快感を教え込んでくれるのです。
使うコツは、クリバイブを動かしてクリトリスをしっかり気持ちよくさせること。クリトリスでイク寸前まで高めてからGスポットへの刺激を強めると、中の気持ちよさを感じ取れるようになります。
クリバイブにはシリコンのイボイボが付いているため、そのままだと痛い方はローションでしっかり濡らしてから使いましょう。
また、スマホと連携すると動画・漫画・ボイスと連動して動く『さくらの恋猫』は、HOWTOボイスや感じる動画でオーガズムを体感することができます。イク方法が分からない方におすすめのラブグッズですので、ぜひチェックしてみてください!
原因(3)前戯がない・短い=イク準備ができていない
女性の体は、前戯などでしっかり性感を高めてからでないとイけないようになっています。一方で男性の体はその傾向が弱く、そのせいか前戯をあまりしてくれないという人も…。
ラブコスメのアンケート調査では、女性全体の59%が中イキできていないと答えていました。しかし対象を「日々のセックスで前戯が短いと思っている女性」に限定すると、中イキできていない方の割合は75.5%に増えるという結果も出ています。
中イキするためには、前戯もしっかりしてもらう必要があります。そのためには、パートナーにお願いするしかありません。
「前戯に30分はかけて欲しい」
「おっぱいやアソコだけじゃなくて、もっと全身を触って欲しい」
など。しかし、男性の中には、お願いを聞いてくれない人もいるかもしれません。そんなときに女性はどうすれば良いのでしょうか?先のアンケートで前戯が短くても中イキできている女性たちは、「相手に頼らない」と答えています。
- 自分で積極的に腰を動かして気持ちいいところに当てる
- 挿入中などに自分でクリトリスをいじる
- セックスの前にオナニーで性感を高めておく
など。もちろんパートナーが時間をかけて丁寧に前戯を行ってくれるのなら、それに越したことはありません。ただしそれができないときのために、このような自分で何とかする方法も、1つの選択肢として覚えておきたいですね。
原因(4)自分に合った体位でない
中イキするためには、最初にGスポットやポルチオなど膣内の性感帯を開発する必要があります。しかしこれらの性感帯を開発していても、正常位やバック、騎乗位などの体位が自分に合っていないだけで中イキできないことがあります。
性感帯の開発具合、女性器の位置などから、自分に合った体位を見つけていきましょう。
膣の位置を表す「上付き」「下付き」とは?
女性器は人によってその位置が微妙に違っています。その区分として使われている言葉が「上付き」「下付き」というものです。
上付きとは、膣の入り口がお腹側に近いこと。下付きとは、膣の入り口がお尻側に近いことを指します。厳密な定義ではありませんが、大まかには膣からお尻の穴までの距離が4cm以上あれば上付き、そうでなければ下付きと言えるでしょう。
膣の位置が違うと、男性器を挿入するときの角度も違いますから、しっかり奥まで挿入できるか、性感帯にしっかり当たるかなど、気持ちよさに関わる部分も変わります。
上付き・下付きに合った中イキしやすい体位の種類
自分の膣が上付きか下付きかを把握した上で、より気持ちいい体位を見付けていきましょう。
例えば、正常位は男性が上から覆い被さる体勢であることから、膣が上付きの女性におすすめの体位。反対に下付きだと、男性器で下からすくい上げるように挿入しなければならず、奥までしっかり入らない場合があります。
同じような考え方で、バックや寝バックなどは下付きの女性におすすめの体位です。女性はお尻を後ろに突き出した体勢を取りますから、膣の位置がお尻に近いほうが真横から挿入しやすいのです。
このように上付き・下付きごとに気持ちよくなりやすい体位を区分けしてみると、大まかには次のようになります。
上付きの女性におすすめの体位
正常位、対面座位、騎乗位、側位
下付きの女性におすすめの体位
バック、寝バック、立位、背面座位、屈曲位
ただしこれはあくまで1つの目安です。「下付きだけど自分がリードできる騎乗位が好き」「上付きでもバックで思いっきり突かれたい」という好みの問題もあります。実際にいろいろ試してみて、自分が気持ちいい体位を見つけてください。
原因(5)心の準備ができていない
女性のオーガズムには、精神的なコンディションも大きく関わってきます。イクことに対して恐怖心や羞恥心などを抱いていると、自然とブレーキをかけてしまい、中でいけないこともあるのです。
クリトリスよりも難易度が高い膣イキでは、その傾向も強くなるでしょう。
オーガズムを迎えるための心の準備として、まずはイクことに対する恐怖心や羞恥心などを取り除きましょう。
イクのが怖いならひとりエッチで練習すると良いですし、イクのをパートナーに見られるのが恥ずかしいなら「恥ずかしいのを見られても大丈夫」と思えるだけの信頼関係を築くことが大切です。
それに併せて、安心して中イキに専念できるように次のような準備をします。
- ラブホテルや鍵付きの自室など、他人に邪魔されない空間を確保する
- あらかじめお手洗いを済ませておく
- 日常のやるべきことを済ませておく
このような準備は、オナニー・セックスのどちらでも重要なことです。「喘ぎ声を誰かに聞かれたらどうしよう…」「イッたときに漏らしちゃったら…」「この後仕事しなきゃ…」などの余計なノイズが起きないようにしておくだけで、多くの方が思っている以上に中イキしやすくなります。
原因(6)膣が潤っていない
物理的に膣が濡れていなければ、何を挿入しても摩擦で痛くなり、気持ちよくなれません。膣の濡れやすさには個人差がありますが、性感を開発しておく、前戯をするなどでできるだけ濡らしておきたいところ。
自力で膣が濡れないという時は、アイテムに頼るのも手です。代表的なのはラブローションを膣に塗る・注入することですが、「ベタベタしすぎる」「ベッドが汚れる」などの理由で使いたくないという方もいます。そんな方におすすめなアイテムを紹介します。
『ラブコスメ リュイール ホット』は一般的なローションと異なり、膣の潤い不足を解消する「代替愛液」専用に作られたコスメです。
- じんわりとした火照りと、美容液のようなテクスチャ
- ベタベタしない自然な質感で、パートナーにバレにくい
- あずき程度の使用量でOK
- 小さな容器で持ち運びも簡単
などさまざまな魅力があります。潤い不足にお悩みの方は、1つ持っておいて損はないでしょう。
中イキできない原因・対策法のまとめ
意外と大部分の女性ができていない中イキ。その原因としては、開発不足や体に合っていない体位、準備不足など、さまざまなものが考えられます。
中イキできると、日々のオナニーやセックスがますます気持ちよく楽しいものになります。「外イキだけで十分」なんて思わず、ぜひとも中イキにチャレンジしみてください。