筆責めプレイはクセになるほど気持ちいい?乳首やクリトリスを筆で責められる快感とは?
筆責めとは、筆を使って体を虐めるセックスプレイのこと。「筆プレイ」とも呼ばれています。
乳首やクリトリスといった性感帯を筆で刺激することにより、くすぐったさと快感と刺激が混ざり合った独特の感触が楽しめます。
この記事では筆責めのプレイ方法やその魅力、メリットや注意点について紹介していきます。セックスに新しい刺激が欲しい方は、ぜひ参考にしてみてください。
筆責めプレイとは?やり方を紹介
筆責めとは、筆を使用したセックスプレイで、「BDSM」の一種です。「BDSM」とは人間における嗜虐的な性向の「Bondage(ボンデージ)」、「Discipline(ディシプリン)」、「Sadism & Masochism(サディズム & マゾヒズム)」をまとめた言葉です。女性の身体を筆で刺激する筆責めは、数あるSM行為の中でも女性の身体への負担が少なく、手軽に取り入れられるプレイです。
SMプレイを始めとした特殊なプレイで使われることが多く、その見栄えの良さからアダルトビデオやポルノ映画などにも比較的多く登場しています。
筆責めでは攻め側の技巧によって、くすぐったさや心地よさが混ざったような感覚に陥りますが、マゾヒストな方の中には、その感覚を性的快感に転化させる人も少なくありません。性的快感までには至らなくとも、筆をセックスプレイに使うシチュエーションは、性的興奮にも繋がります。
筆責めをする場所は、乳首やクリトリス以外でもOK。首筋や脇など刺激に敏感な場所を一点集中で責めたり、腕や身体全体を撫でるようにして沿わせたりと、性感帯や敏感さに合わせて調節することができます。指や手とはまた違った質感で身体を撫でまわされる感覚に、病みつきになる方も多いようです。
性器の周辺や「蟻の門渡り」と言われている場所も、筆責めによって大きな快楽をもたらします。快感の度合いによって責める箇所を変えてもらうのも、筆責めプレイを楽しむ方法の1つです。それぞれのポイントの魅力について見ていきましょう。蟻の門渡りはアナルと陰部の間に続く、会陰と呼ばれる箇所のことで、筆責めプレイでは絶大な効果を発揮します。
乳首は刷毛で刺激
乳首への筆責めは、広い範囲に行える刷毛がおすすめ。ペンキを塗るように乳首に対して左右にハケたり、毛先でつついたりしてもらうと、強さの違った快感が味わえます。
快感が得られるようになったら、一定のリズムで刺激してもらうようにお願いしてみましょう。刺激に敏感な乳首は、焦らず時間をかけて愛撫してもらうことが大切です。
クリトリスは優しく撫でるように
クリトリスの筆責めでは、やさしく撫でるように触るのがポイント。毛先のやわらかい筆を使ったり、筆先ではなく側面を使ったりと、刺激が柔らかくなるよう工夫しながら、触れてもらうようにしましょう。
性的興奮が高まった状態であれば、性器への刺激も快感に変わりやすくなります。焦らしの効果もあるため、マゾヒズムの傾向がある方は積極的に触れてもらうと、SMプレイの雰囲気も高まってよりセックスタイムを楽しむことができます。
蟻の門渡り(会陰部)は快感も大きい部分
意外と知られていない筆責めポイントが、「蟻の門渡り」です。
この部分は、女性にとてつもない快感を与えると言われている敏感なポイント。くすぐったさを気持ちよさに変換できる、筆責めプレイには欠かせない部位です。
他の箇所では快感を得られなかったという方は、ぜひ蟻の戸渡りを試してみると良いでしょう。
なぜ気持ちいいの?筆責めプレイの魅力
筆責めにはこれといったリスクが無いため、あまり大きなデメリットはありません。
とはいえ、筆責めのメリットを生かすには、デメリットとその原因を知っておくことが大切。それぞれの理由と原因について解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
メリット(1)手軽に取り入れられる
筆責めで使う筆は、アダルトグッズである必要はありません。筆であれば何でもかまいませんので、書道用の筆や料理で使う刷毛、メイクブラシや絵筆とさまざまな種類から選ぶことができます。
女性にとってアダルトグッズを購入するのはやや高いハードル。しかし筆責めであれば日用品から選ぶことができるため、わざわざアダルトショップに足を運ぶことも避けられます。
王道的な手錠や目隠しよりも、筆責めは初心者向けのSMプレイ。筆を出して使ってほしいと伝えることで遠回しに「体を愛撫してほしい」と伝えることもできます。普段の前戯にマンネリを感じている時や、パートナーにもっと愛撫をしてほしい時におすすめのセックスプレイです。
メリット(2)マゾヒズム的な快感を得られる
マゾヒズムの気質がある方なら、相手に体をもてあそばれているような感覚に性的興奮を覚えることもあるかもしれません。より虐められている感覚を楽しむなら、目隠しや拘束を追加するのもおすすめ。見えない、動けない状況で筆責めをされることで、筆の刺激がより過敏に伝わります。
まだSM行為に慣れていない場合は、愛撫としての筆責めからトライしてみましょう。筆による刺激が快感に変化していくようになれば、マゾヒズム的な快感も楽しめるようになっていきます。
メリット(3)ムードが盛り上がる
筆責めは、アダルトグッズではない物をセックスタイムに使うというアブノーマルさも人気の理由。筆という用途の異なるものが自分の体を虐めている光景は、視覚的なエロティックさも伴います。
「いけないことをしている」シチュエーションは、男女ともに興奮を覚えるもの。筆で相手を虐めているという状況に興奮を覚える人は少なくないようです。征服欲や支配欲を満たしながら相手の羞恥心をあおる筆責めは、セックスのムードも高めてくれます。
メリット(4)性感帯の開発にも使える
今までにない独特な感触で刺激を与える筆責めは、性感帯の開発にも活用することができます。
柔らかい毛先で全身を愛撫される感覚は、人の手や指とは違った快感をもたらします。最初は何も感じなかったり、くすぐったさだけが続いたりしても、長く続けることで体は刺激を感じ取るように変化。筆による刺激で性的快感を得たくなっていき、じわじわと体が疼いていきます。
この時パートナーには、小さな変化でも伝えていくことが大切です。
「くすぐったさ」と「気持ちよさ」は気分で大きく変わります。筆責めで性感帯を開発する際は、たっぷりと時間をかけてリラックスした状態で、2人きりの時間をとことん味わうようにしましょう。
デメリット 性的快感が得にくい
筆責めで最初から性的快感を得られる人は、そう多くありません。最初の筆責めでは、初めての刺激に違和感を覚えてしまうことも多いようです。
そもそも筆責めの快感は、少なからずマゾヒズム嗜好があってのもの。SM行為が得意ではない方は、あくまで前戯の1つとして取り入れるのがおすすめです。
サディスティックな行為の筆責めですが、手を絡めたりキスをしたりしながら行えば、前戯の代替行為として行うことも可能。相手からの愛撫の一種としてとらえれば、愛情を感じられるプレイに変わります。
また好みの質感の筆を用意しておくことも、筆責めプレイを楽しむポイント。筆責めプレイに少しでも不安がある場合は、あらかじめ肌に当ててみながら触り心地のいい筆を見定めておくようにしましょう。
過呼吸の危険も?筆責めプレイの注意点
筆責めプレイでは、「過呼吸になる可能性」に注意して行う必要があります。
くすぐったさで笑い続けると気付かない内に息を吐き続けてしまい、血液中の二酸化炭素が過剰に排出。その結果、血液がアルカリ性に傾くことで次のような症状に見舞われます。
- 手足のしびれ
- 呼吸できない息苦しさ
- めまい、吐き気、動悸
- 涙が止まらない
また反対に引き笑いの癖がある人は息を吸い過ぎてしまい、酸素が過剰な状態となって過呼吸発作を起こす場合もありますので注意してください。
過呼吸状態が長引くと、痙攣したり気を失ったりすることもあります。上記のような症状が少しでも感じられたら、すぐに止めることを心がけましょう。
筆責めプレイのまとめ
ちょっぴりアブノーマルな筆責めプレイは、セックスのムードを盛り上げるだけではなく、新しい気持ちよさを知るのにもぴったりのセックスプレイ。じっくりと体をもてあそばれる快感に、今までにない興奮を味わうことができます。
パートナーに性感帯を開発される気恥ずかしさも、Ⅿ的な羞恥心をより高めてくれる魅力の1つ。ソフトSM行為も楽しめる筆責めプレイで、マンネリになりがちなセックスライフに小さな刺激を加えてみてはいかがでしょうか。