48手の体位をイラスト図解一覧!意味や解説で体位を学んでセックスライフを豊かに!

彼とラブタイムを豊かにしたい女

目次

48手とは、江戸時代に作られたとされるセックス体位の一覧集のことです。現在でも一般的に行われている体位から「なぜこれをやろうと思ったの?」と笑ってしまうような体位まで、さまざまなものが紹介されています。

48手を学ぶメリットは、なんと言ってもセックスのバリエーションが増やせることです。いつも同じ流れや体位ではマンネリしがちですが、できる体位を増やすことでエッチの幅が広がり、新鮮な気分で楽しむことができます。

今回は48手それぞれの意味ややり方について、イラストや図解で解説しています。1人でこっそり詳しくなって彼をびっくりさせるのも、彼と一緒に「次はこれを試してみよう」と盛り上がるのもおすすめです!

48手を学んで、さらに楽しいセックスを目指してみましょう!

48手(四十八手)の意味とは?

48手(四十八手)」は「しじゅうはって」と読み、元々は相撲の決まり手を指す言葉でした。

これが性行為の体位を表す言葉として使われるようになったのは、江戸時代初期のことです。『見返り美人図』などの浮世絵で有名な画家・菱川師宣が、当時行われていたセックスの体位を『恋のむつごと四十八手』という春画本にまとめ、それによって「48手=性交体位」というイメージが一般に広まったと言われています。

さらに、菱川師宣が刊行した『好色いと柳』では、女性の口説き方とともに、『恋のむつごと四十八手』で取り上げきれなかった体位が「裏四十八手」として紹介されました。これによって、『恋のむつごと四十八手』で紹介された体位は「表四十八手」「江戸四十八手」「大江戸四十八手」などと呼ばれるようになっていきます。

現在では、江戸四十八手と裏四十八手を合わせた96手に、近年新しく考案されたものを加えた100手ほどのセックス体位が存在していると言われています。

48手のセックス体位一覧をイラストで解説

ではここからは、48手の定番である「江戸四十八手」を構成している体位をひとつずつ解説していきましょう。特徴が似ている体位は系統としてまとめていますので、好きな体位の傾向を見つけるのにも役立ちます。気になるものがあれば、積極的に試してみましょう!

座位系の48手体位

まずはお互いに座った状態で行う座位からスタートです。48手の中の座位をベースにした体位には、以下の6つがあります。

体位(1)手懸け

てがけ体位イラスト

「手懸け(てがけ)」「手懸かり(てがかり)」とも呼ばれる体位です。椅子やベッドに腰かけた男性のひざの上に女性が背中を向けて座り、そのまま挿入する背面座位の1種です。

女性が主体となる体位ですが、男性が女性の腰をつかんで支えたり自分で腰を動かしたりして補助をすることも可能です。亀頭がGスポットに当たりやすく中イキしやすい男性が女性の胸や性器を愛撫できるといった特徴があります。

この体勢の難点は、上半身が密着すると挿入が浅くなり、抜けやすくなってしまうことです。男性が足を閉じ、女性が足を大きく開いて体を前に倒すことで挿入を深くすることができます。反対に、女性が足を閉じると膣の締め付け感がアップしますので、その場に応じて使い分けるのが良いでしょう。

体位(2)絞り芙蓉

しぼりふよう体位イラスト

男性が上半身を起こして足を伸ばした状態で座り、女性が男性に背中を向けて挿入すると「絞り芙蓉(しぼりふよう)」という体位になります。女性の性器を芙蓉の花に見立て、男性器を絞り上げるということからついた名前で、背面座位の1つです。

「絞り芙蓉」は男性が動きにくい体位ですので、女性が積極的に動くのがポイントになります。腰を上下にピストンしたり前後にグラインドさせたりして、気持ちいいところを探してみましょう。男性が足を閉じ、女性が足を開くと動きやすくなります。

男性に後ろから乳首やクリトリスを触ってもらえば、さらに快感度をアップさせることができます。この体位では恥ずかしがらずに快感を追求するのがおすすめです。

体位(3)帆かけ茶臼

ほかけちゃうす体位イラスト

まず男性が足を伸ばして座り、女性は男性に向かい合うような形でひざの上に座ります。そのまま挿入したら女性が片足を男性の肩にかけて完成です。

騎乗位の応用と言われることもある体位ですが、実際にやってみると、対面座位に近い形になるのがわかるでしょう。「帆かけ茶臼(ほかけちゃうす)」という名前は、女性の上げた足が船の帆のように見えることからつけられたとされています。

お互いに挿入部分を見ながらセックスができる刺激的な体位ですが、女性は体のバランスを保ちながら腰を動かさなければなりませんので、柔軟性が必要とされます。男性が女性の腰を支えて補助したり、下から軽く突き上げたりするのが上手くいかせるコツです。

体位(4)鳴門

なると体位イラスト

徳島県と兵庫県の間にある鳴門海峡では「鳴門の渦潮」が有名ですが、48手の「鳴門(なると)」というネーミングはそこから取られました。

まず、座っている男性に女性が背中を向けてまたがり、背面座位の体勢で挿入します。男性は女性のひざか太ももに手を添えて持ち上げながら足を大きく開かせ、女性は腰を大きく回して円を描くようにグラインドさせます。

女性が不慣れな場合や上手くいかない場合は、男性が女性の動きに合わせて腰を回しても良いでしょう。

さらに刺激を強くしたい場合には、女性の前に鏡を置いて行うのがおすすめです。開いた足の間から結合部分がはっきり見えますので、精神的な興奮を高めることができます。

体位(5)本駒駆け

ほんこまがけ体位イラスト

背面座位に分類される体位は女性が積極的に快感を得るタイプのものが多くなりますが、「本駒駆け(ほんこまがけ)」男性が動く体位です。

男性が座り、女性が男性に背中を向けてその上から挿入する背面座位の体位になったら、男性が両手を後ろについて膝を曲げます。軽い体育座りから体を少し後ろに倒すイメージです。女性は膝を地面につけたり男性の太ももにつかまるように体を前傾させたりして腰を軽く浮かせます

男性が下から腰を突き上げて刺激するのが基本ですが、それに合わせて女性も体を上下に動かすと、お互いに強い刺激が得られます。男性に負担のかかる体位ですのであまり長時間は行わず、フィニッシュ時などに限定するのが良いでしょう。

体位(6)獅子舞

ししまい体位イラスト

対面座位の一種ですがややアクロバティックな体位になるのが「獅子舞(ししまい)」です。通常の対面座位のようにお互いが向かい合った状態で挿入したら女性が後ろに手をつき、両足を上げて男性の肩に乗せます。そのまま足に力を入れるようにしながらピストン運動を行います。

男性は後ろに手をついても構いませんが、女性の腰をつかんでピストンの補助をしたり下から軽く突き上げたりすることで動きがスムーズになります。女性の足に力が入ることで膣の締め付けが強くなり、快感を得やすくなるというメリットもあるでしょう。

慣れるまではやや動きにくく、無理に行うとバランスを崩して転んでしまうなどのトラブルになる可能性があります。最初はゆっくりと行うのがおすすめです。

正常位系の48手体位

次に正常位とその応用である9種類の体位を見ていきましょう。

体位(7)深山

みやま体位イラスト

正常位の派生形として現在でも人気があるのが「深山(みやま)」です。「深山本手(みやまほんて)」とも呼ばれます。

女性が仰向けに寝た状態で両足を上げ、男性の肩に乗せた体勢になります。このとき女性のひざは軽く曲げ、男性はつま先を立てた正座のような格好です。そのまま男性が女性の足を抱えるようにして挿入します。

ペニスと膣がほぼ平行になるように、女性がお尻を浮かせるのがポイントです。膣がお尻側にある下つきの女性でも挿入が深くなりますので、奥が好きな人やポルチオ開発を狙う人にはぴったりの体位です。

激しい動きをしても抜けにくく、男女ともに人気があります。上手くいかない場合には、女性の腰の下に枕やクッションを敷くと似た感覚が得られます。

体位(8)吊り橋

つりばし体位イラスト

正常位のバリエーションの中でも、やや慣れが必要なのがこの「つり橋(つりばし)」です。まず仰向けに寝ている女性の足の間に男性が入り、上から覆いかぶさるような体制で挿入します。そこから男性が女性の腰を持ち上げながら体を起こして膝立ちになります。

女性はひじを床につけてバランスをとりましょう。つま先立ちのように足先を床につけると安定しやすくなります基本的にはひじで体重を支えることになりますので、ベッドや柔らかいマットのようなものの上で行うのがおすすめです。

男性が腰を激しく動かすと、女性の負担が大きくなります。出し入れの幅は大きくせず、Gスポットを圧迫するようなイメージで行うと女性の快感が高まります。

体位(9)達磨返し

だるまがえし体位イラスト

48手の中には道具を使ったプレイもありますが、そのうちの1つが「達磨返し(だるまがえし)」です。正常位のうち、女性が足をくの字に曲げて行う「屈曲位」に分類されます。

女性は仰向けで寝ている状態から体育座りをするように足を曲げ、ふくらはぎと太ももを紐やテープのようなもので縛ってもらいます。ひざをお腹につけて丸くなるようなイメージになりますが、このときの様子が達磨に例えられています。

準備ができたら、男性は女性のお尻を抱えて軽く持ち上げ、そのまま挿入しましょう。女性の足が閉じているため膣の締め付けが強くなり、快感が高まります。足を縛ることでソフトSMのようなエロティックな雰囲気を味わうことが可能です。

体位(10)理非知らず

りひしらず体位イラスト

「理非知らず(りひしらず)」達磨返しに手の縛りをプラスした体位。仰向けの女性の手と、足を曲げた状態のふくらはぎ・太ももの2か所を縛り、達磨返しと同じように男性がお尻を持ち上げるか、膝立ちになって真上から挿入します。

女性の手の位置は胸の前で構いませんが、腕を上げた姿勢になるよう首の後ろで縛るなどすると、さらにセクシーに見えるでしょう。

挿入しにくい場合は足をきつく縛り過ぎているか、女性の体が硬い可能性があります。ややゆるめに縛って、内股のように軽く足を開かせると楽に挿入することができます。

深い挿入が楽しめるだけでなく、女性が身動きできないことで精神的な興奮度も高くなります。ソフトSMに興味があるカップルなら、ぜひ試してほしい体位です。

体位(11)千鳥

ちどり体位イラスト

女性はベッドの上で正座をしたら、そのまま後ろに上半身を倒して軽く足を開きます。男性がその上から覆いかぶさって挿入するのが「千鳥(ちどり)」です。

挿入後、女性は足を閉じるようにします。足を閉じることで膣の締めつけがアップする、ペニスにクリトリスを擦りつけやすいなど男女ともに快感を得やすい体位ですが、激しく動くと抜けやすいという特徴もあります。

女性の負担が少なくなるよう、男性は膝を立てて体重をかけないようにするなどの配慮も必要です。体の硬い女性は難しい体位ですが、かかとをお尻の下から外して「お姉さん座り」をすると、いくらか楽にできるでしょう。

体位(12)締め小股

しめこまた体位イラスト

「締め小股(しめこまた)」正常位の1種ですが、男女が足を伸ばして挿入することから伸長位とも呼ばれる体位です。

足を閉じて伸ばした状態で仰向けに寝転んだ女性の上から、同じく足を伸ばした状態の男性が挿入します。太ももの間から挿入するのが難しければ最初は足を軽く開き、挿入後に閉じるようにすると良いでしょう。

男性は太ももでギュっと挟まれる強い締め付けを感じられ、女性にとっては足を伸ばしたイキやすい体勢の体位です。クリトリスへの刺激が期待できるのもメリットです。

ペニスが短めの男性や下つきの女性にはやや難しい体位ですので、なかなか挿入できないときには別な体位を試すのが良いかもしれません。

体位(13)しがらみ

しがらみ体位イラスト

「締め小股」と同じく、足を閉じて伸ばした状態の女性に足を伸ばした男性が上から挿入するのが「しがらみ」です。締め小股との違いは、男性が軽く足を開いて足先を女性の足に絡めるようにすること。密着度が高くなり、エロティックな雰囲気がアップします。

こちらも女性が足を閉じる体位ですので、膣圧が強く感じられ、男性にとって刺激が強くなります。挿入が浅いく抜けやすいので、激しく動かさずにゆっくり感触を楽しむのがおすすめです。

挿入が難しい場合は、ローションを使って素股のように楽しむことも可能です。太ももに力を入れてペニスをギュっと挟み込めば、クリトリスが擦れる感覚で女性も気持ちよくなることができます。

体位(14)テコがかり

テコがかり体位イラスト

48手の中でも最難関クラスと言われる難しい体位が「テコがかり」です。仰向けに寝ている女性の上から男性が上下さかさまの形で挿入します。

シックスナインの体勢からさらに男性が女性の足元に近づくようなイメージですが、勃起して上を向いたペニスを下に向けて挿入するだけでも難しいでしょう。

挿入後は、男性が上下に動くようにしてピストンします。女性の足が目の前にありますので、足フェチの男性にはたまらない体位です。また、女性も普段とは違う場所にペニスが当たる感覚を味わうことができます。

男女の身長差やペニスの長さ・角度などさまざまな条件が揃わないとできない体位ですが、挿入できたときの達成感はひとしおです。

体位(15)松葉崩し

まつばくずし体位イラスト

アダルト動画などでもよく行われる「松葉崩し(まつばくずし)」は、48手に詳しくなくても知っているという人の多い体位です。女性は横向きに寝た状態から片足を上げ、男性は上げていないほうの足にまたがるような体勢で上げた足を支えながら挿入します。

松葉崩しは、お尻や太ももなどに邪魔されることなく、奥深くまで挿入できる体位です。男性は自由に腰を動かすことができ、女性も上げた足が疲れる場合があるものの比較的楽な姿勢ですので、快感に集中しやすいでしょう。

ペニスが奥深くまで届きますので、ポルチオを刺激して中イキを狙うこともできます。女性の体が仰向けに近いと恥骨同士が当たって痛みが出る場合がありますので、挿入時の角度を上手く調整するようにしましょう。

女性上座位系の48手体位

続けて、女性上座位系の体位を紹介をしていきましょう。以下の4種類は、座位の中でも女性が男性に体重をかけ、上に乗るような形で行われるものです。

体位(16)抱き地蔵

だきじぞう体位イラスト

男性がベッドやソファなどに腰かけ、女性が向かい合った体勢でその上に座って挿入すると「抱き地蔵(だきじぞう)」になります。オーソドックスな対面座位で、女性に人気のある体位です。

女性は足を開いて座面にひざをつけた状態で腰を回したり、足裏を座面につけたM字開脚の体勢で上下に動いたりします。男性は女性の動くタイミングに合わせて下から突き上げたり、胸を愛撫したりすることも可能です。

女性の腰の位置や男性の腰の位置を前後にずらすことで挿入の角度を変えられますので、気持ちいい位置を探しながら行うのがおすすめです。

体位(17)こたつ隠れ

こたつがくれ体位イラスト

寒い冬は温かいこたつが恋しくなるもの。江戸時代にもそんな人が多かったのか、48手でもこたつを使った体位が2つほど紹介されています。「こたつ隠れ(こたつがくれ)」は男女がこたつを挟んで向かい合い、対面座位の形で挿入する体位です。

他の人からはこたつに入っているだけに見えるというのがポイントですので、こたつの大きさが重要です。大き過ぎるこたつでは体が離れてしまいますし、小さ過ぎても上手くいかないでしょう。

こたつの中では激しく動くことはできませんし、長時間のセックスはのぼせてしまう可能性もあります。とはいえ秘密のセックスをしているというシチュエーションは興奮する人も多いはず!機会があれば試してみると楽しいでしょう。

体位(18)こたつがかり

こたつかがり体位イラスト

「こたつかがり」と呼ばれることもある、こたつを使った体位の2つ目です。こたつに入っている男性の上に女性が背中を向けた状態で座り、そのまま挿入する背面座位の1種になります。こたつの中ということもあり、お互いに激しく動くことはできません。

男性が腰を回したり、女性がこたつの天板にひじをつくようにして体を上下させたりして楽しみましょう。女性が動く場合は足を伸ばさず、ひざを床につけるようにして座るとスムーズです。

男性が激しく動くと女性のふとももにこたつが当たり、痛みが出たり痣ができたりする場合があります。突き上げる動きはほどほどにして、後ろから乳首やクリトリスを愛撫するのがおすすめです。

体位(19)乱れ牡丹

みだれぼたん体位イラスト

「亂れぼたん」とも呼ばれる「乱れ牡丹(みだれぼたん)」は、座っている男性の上に女性が背中を向けた状態で座って挿入する背面座位の1種。

女性が足を大きく開くことで性器が丸見えになるという特徴があります。女性の性器を牡丹の花に例えた風流なネーミングですが、大胆な体勢と合わせてエロティックな印象を受ける人も多いでしょう。

Gスポットに亀頭が当たりやすく、中イキしやすい体位です。男性に後ろから胸や性器を愛撫してもらったり、キスをしたりすることで、さらに快感を高めることができます。

刺激的なセックスを楽しみたいカップルなら、正面に大きめの鏡を置いて行う方法もあります。性行為の様子を見ながら言葉責めをするなど、ソフトSMに近いプレイを楽しむことも可能です。

後背位系の48手体位

後背位とは、一般にバックと呼ばれる体位のことです。48手では、4種類が紹介されています。

体位(20)鵯越え

ひよどりごえ体位イラスト

床に手と膝をついて四つん這いになった女性の後ろから膝立ちの男性が挿入する、オーソドックスなバック「鵯越え(ひよどりごえ)」です。

安定感のある姿勢で挿入が深くなりますので、奥まで突きやすいという特徴があります。ポルチオ開発や中イキを狙う場合にも適しているでしょう。

女性が足を閉じることで膣の締め付けが強くなりますが、安定感は少なくなります。その場合は男性が女性の腰を支えながら腰を前後に動かすのが基本です。

挿入は浅くなりますが、男性が体を前に倒して女性と密着したり、手を前に回して胸や性器を愛撫したりすることで女性の快感をさらにアップさせることもできます。動物のようなセックスを連想する、興奮度の高い体位です。

体位(21)押し車

おしぐるま体位イラスト

性交体位というよりエクササイズに近い体位が「押し車(おしぐるま)」です。手のひらと足の裏を床につけた女性の後ろに、立った状態の男性が回り込んで、女性の腰を自分の腰の高さまで持ち上げます。女性はそのまま両足を浮かせ、高く上げましょう女性の体勢が安定したら挿入します。

挿入後は女性が手を使って前方に進み、男性はピストンしながら女性を押していきます。女性は腕をはじめとした全身に負担がかかり、男性も女性の体重を支えなくてはなりませんのでお互いにきつい体位です。

体力に自信があるカップルは試してみたくなるかもしれませんが、バランスを崩すとケガをしてしまう可能性もあります。マットなどを敷いて行うのが良いでしょう。

体位(22)抱き上げ

だきあげ体位イラスト

「抱き上げ(だきあげ)」は、押し車と同じように、手のひらを床についた女性の太ももや腰を男性が持ち上げた状態で挿入します。押し車は挿入後に前進しますが、抱き上げはその場で行うという特徴があります。

その場から動かないことで安定感が増しますが、さらに上げた足の先どうしを絡めるようにするのがバランスを取りやすくするポイントです。

奥まで突きやすい体位ですが、だからといって激しくすると転んでしまうことがあります。試す際はベッドの上など柔らかい場所で行いましょう。女性の体重が軽い場合はいくらか楽になりますが、それでも難しいとされる体位です。

体位(23)燕返し

つばめがえし体位イラスト

女性が手のひらと膝を床につけて四つん這いになったら、男性は後ろに回ってスタンダードな後背位の体勢になります。女性が片足を上げ、男性は上げていない方の足をまたぎながら上げたほうの足を支えつつピストンします。

足は反らせるようにして高くピンと上げるのがコツです。女性の足が燕の尾のように見えることから、「燕返し(つばめがえし)」と呼ばれています。

女性は腕と片足で体重を支えることになりますので、体に負担がかかります。つらい場合は寝バックの体勢から片足を上げ、下ろしたほうの足に男性がまたがるようにして挿入するのも良いでしょう

横臥位系の48手体位

「横臥位(おうがい)」は「側臥位(そくがい)」とも呼ばれ、横向きに寝ている状態を指します。

セックス体位を指すときは「側位(そくい・即位は誤り)」と呼ばれることが多く、男女が横になって行う体位のことです。48手の横臥位は以下の3種類です。

体位(24)浮き橋

うきはし体位イラスト

「浮き橋(うきはし)でセックスをするときは、まず女性が横向きに寝てひざを丸めます。男性はひざ立ちからすこし腰を落としたような体勢になり、女性の腰を自分の太ももに乗せるようにして挿入します。

動かすときは、男性が女性の腰を持ち上げてピストンするようにしましょう。挿入の位置や角度を見ながら、膣口とペニスの根元がしっかり密着する位置で動かすのがコツです。

男女ともに横向きで挿入することで普段と違った場所にペニスが当たり、新鮮な感覚を得ることができますが、男性の腕が疲れやすいという難点もあります。体位の変換時などに短時間だけ試すのがおすすめです。

体位(25)窓の月

まどのつき体位イラスト

「窓の月(まどのつき)」は、2人で窓から見える月を眺めながらセックスを楽しむというコンセプトのロマンチックな体位。横向きに寝ている女性の後ろに男性が寄り添って挿入する「後側位」の1種です。

女性が軽く足を開き、挿入してから閉じることで、スムーズに行うことができます。男女ともに激しい動きが難しい体位ですが、密着度が高く甘い雰囲気を楽しめるのが特徴です。

膣口がクリトリスに近い上つきの女性の場合は、挿入が浅くなり、抜けてしまうことがあります。女性が前屈みになって上半身を男性から少し離し、足を絡めるようにしましょう。

体位(26)菊一文字

きくいちもんじ体位イラスト

大一文字」と呼ばれることもある体位で、側位と騎乗位を合わせたような姿勢になるのが「菊一文字(きくいちもんじ)」です。

女性が足を大きく広げ、お尻を床につけて座ったところに横向きの男性が挿入するのが基本です。仰向けに寝ている男性の上から開脚した女性が挿入すると騎乗位寄りの菊一文字になります。

どちらの体勢で行う際も、女性の片足は男性の肩あたり、もう片足は男性の足に沿わせるような形になります。女性の柔軟性が問われる体位です。

挿入はやや浅くなりますが、男性の手が空きますので、クリトリスや胸を触ってもらうことで気持ちよさをアップさせることができます。

立位系の48手体位

男性もしくは女性が立った状態で行う立位。48手では5種類紹介されています。

体位(27)立ち鼎

たちかなえ体位イラスト

「立ち鼎(たちかなえ)」は、男性と女性が立った状態で向き合って行う「対面立位」の1つ。男性が女性の片足を持ち上げて挿入します。「鼎」とは、中国で使われる足が3つある鍋のことです。

抱き合ったりキスをしたりと密着感が楽しめる体位ですが、膣の位置やペニスのサイズによっては挿入が浅くなってしまう場合があります。女性が足を高く上げたり体を反らしたりすることで抜けるのを防ぐことができるでしょう。

足を上げているのが負担になる場合は、テーブルなどに足をかけて行うこともできます。立位の中でも比較的簡単にできる体位ですので、ベッド以外の場所で試してみるのがおすすめです。

体位(28)うしろやぐら

うしろやぐら体位イラスト

女性が壁などに手をついて立ち、男性が女性の後ろから挿入するのが「うしろやぐら」です。現在では「背面立位」や「立ちバック」と呼ばれ、人気のある体位です。

挿入時には、女性がお尻を突き出すようにすると入りやすく、また男性の興奮を誘うことができます。軽く足を閉じることで膣の締め付けが増し、Gスポットにも当たりやすいため中イキが狙える体位でもあります。

挿入がやや浅くなりますので、ピストン時はやや下から斜め上に向かって突き上げるようにすると、抜けにくくなるでしょう。鏡に手をついて行ったり着衣のままで挿入したりと、バリエーションを楽しみやすい体位です。

体位(29)仏壇返し

ぶつだんがえし体位イラスト

立位でありながら後背位に近く、深い挿入が楽しめるのが「仏壇返し(ぶつだんがえし)」です。女性が前屈して床に手をつけた状態になり、男性がその後ろから挿入します。

立位の難点である挿入が浅くなる問題を解消することができ、お尻がきれいに見えますので、お尻フェチの男性にはたまらない体位です。

また、女性が性器をあらわにすることから征服欲を満たされる体位でもありますので、Sっ気のある男性にも人気があります。ポルチオ開発や中イキを目指す際にも向いているでしょう。

ですが、体の硬い女性にとっては負担が大きく、激しく突かれるとバランスを崩して転んでしまう場合もあります。倒れてもケガをしないような場所で行うのがおすすめです。

体位(30)碁盤攻め

ごばんぜめ体位イラスト

江戸時代には囲碁をするための碁盤を使って行われていたとされるのが「碁盤攻め(ごばんぜめ)」です。

女性が碁盤のような背の低い台に手をついて立ち、後ろから男性が挿入する背面立位の1種です。仏壇返しと似た体勢になりますが、手の位置が高くなる分だけ楽になるでしょう。

手をつくものは椅子の座面やテーブル、ベッドなどなんでも構いません。台の高さが低くなるほどお尻が強調されるセクシーな姿勢になり、挿入も深くなります。反対に、高さがある台につかまったときはバランスが取りやすくなるというメリットがあります。

とはいえ、女性に負担がかかる体位であることに変わりはありませんので、無理せず行うのが良いでしょう。

体位(31)立ち松葉

たちまつば体位イラスト

その名のとおり、松葉崩しを立位にしたのがこの「立ち松葉(たちまつば)」です。

女性は仰向けの状態から両足を高く上げ、腰を床から浮かせます。男性はその足を引っ張り上げるように支えながら、自分の足と交差させて挿入します。男性が女性の足首やふくらはぎをつかんだまま、膝を使って体を上下させることで快感を得る体位です。

48手の中でも群を抜いたアクロバティックな体位で、男性と女性の体力や集中力、コンビネーションが必要とされます。特に女性は、頭や肩で体重を支えながら逆立ちに近い体勢になりますので、無理をすると首などを痛めてしまうこともあります。

最難度の体位ですが、その分できたときの達成感はひとしおでしょう。

女性上位系の48手体位

江戸時代にも女性上位の体位は人気があったようで、48手では8種類と多く紹介されています。以下に詳しく見ていきましょう。

体位(32)宝船

たからぶね体位イラスト

松葉崩しの応用体位は48手では定番になっていますが、騎乗位版の松葉崩しと言えるのが、「宝船(たからぶね)」です。

仰向けに寝ている男性の上に女性が横向きの状態で乗り、男性に片足を上げてもらいます。上げた足を抱きしめるようにしながら挿入しましょう。片足は男性の腕あたり、もう片足は膝をつくようにしながら動かします。

女性が動きにくいと感じるときは、男性に下から補助してもらうことで上手くいく場合もあります。挿入したときに違和感がある場合は前後や左右に動いてみると、しっくりくる場所を見つけることができるでしょう

お互いの足が交差しますので挿入が深くなり、男性の足を使ってクリトリスを擦ることもできる体位です。

体位(33)流鏑馬

やぶさめ体位イラスト

もともと女性上位は、女性が馬に見立てた男性に乗るイメージから騎乗位とも呼ばれます。馬に乗りながら的に向けて矢を射る武術から取られた「流鏑馬(やぶさめ)」は、その印象をさらに強めた体位です。

仰向けの男性の首の下に手綱に見立てた紐状のものを通し、男性の腰にまたがって挿入した女性がそれを持ってバランスを取りながら動きます。

手綱として使うのは、ネクタイやタオルなど、何でも構いません。細いものを使うと首に痕が残ってしまったり、首の前面に紐がかかると締まってしまったりといった可能性もあります。事故のないように注意しながら行いましょう

。Sっ気のある女性やM気質の男性におすすめな体位です。

体位(34)時雨茶臼

しぐれちゃうす体位イラスト

仰向けで寝ている男性の腰に女性がまたがって挿入するスタンダードな騎乗位・女性上位が「時雨茶臼(時雨茶臼)」です。

男性と女性の上半身の角度は90度が基本で、女性が上下に跳ねるようにしてピストンします。男性に手を握って支えてもらうか、男性の胸に手をついて行うとバランスが取りやすくなるでしょう。

ひざを床につけて行うと、足への負担を減らすことができますが、動きが小さくなり摩擦による気持ちよさはやや落ちます。足の裏を床につけてM字開脚の状態で行うと、男性の視覚的な興奮度が上がり、性器の摩擦も強くなりますが、スクワットのような状態になりますので体力が必要になります。場合によって使い分けるのがおすすめです。

体位(35)御所車

ごしょぐるま体位イラスト

横になった男性の上に女性が座った状態で挿入する基本の騎乗位の体勢をとり、女性が横にくるくると回転するのが「御所車(ごしょぐるま)」です。挿入したペニスが抜けないように気をつけながら、足を開いてカニ歩きの要領でゆっくりと回ってみましょう。

なんとも言えない雰囲気の漂う不思議な体位ですが、上下や前後とまた違ったひねりのある動きで、普段は感じられない感覚を味わうことができます

快感度はやや低い体位ですが、合うと感じる人はハマってしまうかもしれません。回るときは男性器にやや負担がかかります。ローションなどを使って滑りを良くすると同時に、ペニスの角度に気を使いながら行いましょう。

体位(36)百閉

ひゃくへい体位イラスト

時雨茶臼と同じ基本の騎乗位の体勢ですが、上下ピストンではなく腰を前後にグラインドさせて行うのが「百閉(ひゃくへい)」です。体を前に倒すことで男性との距離が近くなり、キスをしたり抱き合ったりと甘い雰囲気を楽しむことができます。

ひざを床につけて行うため体への負担が少なく、男性からは女性の体がとてもセクシーに見えるという特徴もあります。体を少し離すと動きやすくなりますので、男性の恥骨にクリトリスを擦りつけながら腰を振るのが良いでしょう。

男性は女性の動きに合わせて下から突き上げたり、空いた両手で胸を触ったりすることが可能です。

体位(37)首引き恋慕

くびひきれんぼ体位イラスト

紐状の道具を使って行う体位が「首引き恋慕(くびきれんぼ)」です。横になった男性の上に女性がまたがり、輪にしたひもをお互いの首にかけます。女性は体重を後ろにかけながら動きましょう。男性が上半身を起こして対面座位のようにすることもできます。

緊縛プレイやソフトSMが好きな人にはぴったりの体位ですが、紐があることで体勢が安定しやすいというメリットもあります。普段なら後ろに倒れてしまうような角度でも姿勢をキープできますので、気持ちいい場所を探してみるのもおすすめです。

夢中になって長時間続けると首を痛めたり、痕が残ったりする可能性があります。紐は柔らかくて太さのあるタオルなどを使い、短時間だけ楽しむようにしましょう。

体位(38)撞木ぞり

しゅもくぞり体位イラスト

体の柔らかい女性に試してほしい体位「撞木ぞり(しゅもくぞり)」です。

まず女性が仰向けになった男性に背中を向けるようにまたがり、背面騎乗位の形で挿入します。足を大きく広げ、足裏を床につけてM字開脚の体勢になっておきましょう。そこから女性が体を反らし、ブリッジをするように逆手に手をつくか、後ろ手に手をついて体を支えれば体位の完成です。

男性は女性の背中を支えながら腰を動かします。女性が動くこともできますが、抜けやすくなりますので、男性に突き上げてもらうのがやりやすい方法です。

女性のバランスが崩れると転倒してしまうことがあります。感触を楽しみながらゆっくりと行うのが良いでしょう。

体位(39)茶臼のばし

ちゃうすのばし体位イラスト

密着した状態でのセックスが好きなカップルには、この「茶臼のばし(ちゃうすのばし)」がぴったりです。仰向けの男性に向かい合った状態で女性がまたがる対面騎乗位の体勢になったら、女性が上半身を前に倒しながら足を軽く伸ばします

男性は足を開き、その間に女性がひざをつくようにすると安定しやすくなります正常位の上下が逆になった形をイメージすると、わかりやすいでしょう。

男性が下から突き上げるように動くのが基本です。女性が腕立て伏せのように手を前につき、体を少し起こすと激しい動きが可能です。女性が男性に密着すると動きは制限されるものの、お互いの体温を感じながら甘いセックスをすることができます。

クンニ系の48手体位

意外に思う人もいるかもしれませんが、48手の中には挿入をしない体位も紹介されています。以下の4種類は男性が女性器を舐める「クンニリングス」などをはじめとした、女性に対して口を使って愛撫する際の体位です。

体位(40)鵯越えの逆落とし

ひよどりごえのさかおとし体位イラスト

男性が女性にクンニをする際の体勢にはいろいろなものがありますが、中でもアクロバティックなのが「鵯越えの逆落とし(ひよどりごえのさかおとし)」です。

女性はうつ伏せになり、手のひらかひじを床につけて上半身を起こします。男性は女性の足の間に入って座り、両側にある太ももを自分の肩あたりまで持ち上げてクンニをします。

女性は体重を支える腕に負担がかかる上、腰を反らせる必要がありますので、筋力だけでなく柔軟性も求められる体位です。男性も女性を支え続けなくてはならず、体力が必要とされます。

「なぜわざわざこんな体勢で?」と思ってしまうような体位ですが、その分上手くできたときの感動は大きく、お互いの絆も深まるでしょう。

体位(41)岩清水

いわしみず体位イラスト

「岩清水(いわしみず)」は「石清水」と書かれることもあり、現代では「顔面騎乗位」とも呼ばれています。流れる女性の愛液を清らかな湧き水に例えた体位です。

男性は仰向けで横たわり、その顔の上に女性がまたがった状態でクンニをします。男性が下から手を伸ばして女性の胸やお尻を触ることも可能です。

女性は男性の呼吸を妨げないように、ベッドのヘッドボードにつかまったり、膝立ちになったりして腰を浮かせた体勢を保つようにしましょう。

女性にとっては「クンニさせている」という感覚が強くなりますので、クンニ好きな男性やM男性だけでなくS女性にも合った体位です。M女性の羞恥心をかきたてることができるプレイでもあります。

体位(42)立ち花菱

たちはなびし体位イラスト

女性が仰向けになって足を開き、その間に男性が入って性器を舐めるのがクンニの基本姿勢ですが、「立ち花菱(たちはなびし)」女性の腰の下に枕やクッションなどを敷いて行います

腰の位置が高くなることで、クリトリスや膣、人によっては肛門までが丸見えになります。男性にとっては視覚的に興奮できるというメリットがあり、特に下付きの女性に対して舐めやすくなる体位です。

高く上げた足を男性に押さえてもらえば、さらに羞恥心が刺激されるでしょう。下に敷くものはある程度の高さが必要ですが、高過ぎるものや硬いものでは腰を痛めてしまう場合があります。しっかりした素材のクッションなどを選ぶのがおすすめです。

体位(43)鶯の谷渡り

うぐいすのたにわたり体位イラスト

ウグイスがぴょんぴょんと谷を渡っていくイメージからつけられたのが「鶯の谷渡り(うぐいすのたにわたり)」です。仰向けで横たわった女性に男性が体を重ね、唇や舌を使って全身を愛撫していきます。前戯の定番で、「全身リップ」と呼ばれることもあります。

ポイントは手を使わず、口だけで行うことです。そう聞くと難しく感じますが、キスをしたり舐めたりするだけでなく、唇や舌先でつつく、吸う、甘噛みをするなど口の使い方を工夫することでバリエーションを広げることが可能になります。

時間をかけて全身を愛撫すれば女性の感度を高めることができ、愛液の分泌にも役立ちます。その後のセックスもスムーズに進むでしょう。

シックスナイン系の48手体位

現代で「シックスナイン(69)」と呼ばれる男性と女性がお互いの性器を舐めあう体位は、48手の中にも2つ取り上げられています。

体位(44)二つ巴

ふたつどもえ体位イラスト

まず男性が仰向けに寝ている状態になり、その顔をまたぐように女性が多いかぶさってフェラチオとクンニをし合うのが「二つ巴(ふたつどもえ)」です。

男性は両手、女性は片手もしくは両手が空きます。男性は手マンとクンニの複数攻めをしたり、女性が体を浮かせれば乳首を触ったりすることができます。女性はフェラと手コキを併用することも可能です。

上になっている女性は動きやすく、フェラがしやすい体位ですが、男性の顔に座ってしまわないように足で体重を支える必要があります。体重を上手くコントロールし、舐めてほしい位置に男性の口がくるように移動できれば、気持ちよさがアップするでしょう。

体位(45)椋鳥

むくどり体位イラスト

「二つ巴」とは反対に、男性が上になって行うシックスナイン「椋鳥(むくどり)」です。「二つ巴」より難易度がやや高く、男女の身長差や膣の位置、ペニスのサイズなどによっては難しい場合もあります。

仰向けで寝ている女性の顔に男性がまたがるため、フェラがしにくい体位です。息が苦しくなったときは口の位置をずらして挿入を浅くしたり、ペニスを口から外して舐めるだけにしたりすることで対処しましょう。

男性は、激しく動いたり口の奥まで突き入れたりしないように注意が必要です。女性より男性の背が低い場合や下つきの女性の場合は、クンニがしにくいことがあります。「立ち花菱」のように女性の腰の下にクッションを敷いて行うのもおすすめです。

フェラチオ系の48手体位

48手では、女性が男性器を口で愛撫するフェラチオの体位も2つ紹介されています。

体位(46)千鳥の曲

ちどりのきょく体位イラスト

仰向けで寝ている男性の腰の横に女性が座り、フェラをする体位「千鳥の曲(ちどりのきょく)」です。元々「千鳥の曲」とは、箏(琴の仲間)の有名な楽曲の名前で、女性が横から愛撫をする様子が箏を弾く姿に似ていることから名付けられたと言われています。

前屈みで座る姿勢を維持するのが難しい場合は、横座りで男性の体にもたれかかったり片手を床についたりしても構いません。姿勢がつらいいなどの理由で集中力が切れると、ペニスに歯が当たってしまう場合がありますので、無理なく行うのがおすすめです。

慣れてきたら、フェラと手コキをしながら睾丸を撫でたり、フェラをしながら乳首を触ったりなど、複数攻めにチャレンジしてみましょう。

体位(47)雁が首

かりがくび体位イラスト

横になった男性の足の間に女性が入ってフェラをすると「雁が首(かりがくび)」という体位になります。女性は座った状態で前屈みになって行ってもいいですし、うつ伏せに寝た状態でも構いません。座って行うほうが動きやすく、男性への刺激が強くなります。

男性からは、フェラをしている女性の顔がはっきり見える体位です。舌を伸ばしてペニスを舐めたり、男性と目を合わせたりするとセクシーな雰囲気で行うことができます。

女性が激しく愛撫をしている時に男性が腰を動かすと、喉の奥に亀頭が当たり苦しく感じることがあります。補助をする際は落ちてくる髪の毛を押さえるなどの方法をとるほうが良いでしょう。

前戯系の48手体位

前戯や後戯の際に使う体位として紹介されているのが、「寄り添い」です。

体位(48)寄り添い

よりそい体位イラスト

「寄り添い(よりそい)」は、仰向けに寝ている女性の横に男性が添い寝をするような形になります。この体勢から手や口を使って愛撫をすることになりますが、特に決まりはなく、自由に行うことができます。

この体勢からの前戯の際は、キスや胸への刺激からスタートするのが定番でしょう。後戯に取り入れるときは、腕枕をしてゆったりと時間を過ごしてもいいですし、軽い愛撫を続けて2回戦に突入するのもおすすめです。

セックス後の後戯はせず、すぐシャワーを浴びたりそのまま寝てしまったりするカップルも見られますが、「寄り添い」で肌を触れ合わせることでお互いへの愛情を確かめ合うことができます。

48手をマスターしてバリエーション豊富なセックスを楽しもう!

48手では、現在でも一般的に行われているものから奇抜なものまで、さまざまな体位が紹介されています。詳しく見ていくことで、「こんな体位もあるんだな」「今度はこれをやってみよう」など、新たな発見があったという人もいるのではないでしょうか。

ぜひ48手を参考に、いつものセックスをもっと楽しくバリエーション豊かなものにしてみてください!

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